阪神・杉山健博オーナー

　阪神・杉山健博オーナーが26日に大阪市内の阪神電鉄本社で報道陣の取材に応対。大山悠輔内野手、坂本誠志郎捕手らが今月に国内FA権を取得したことを念頭に置き「FA権とは一人ひとりの選手が長年にわたって頑張ってくれた結果。チームに貢献してくれたことには感謝の気持ちでいっぱい」と胸中を語った。 【写真】豪雨の中、タイムリーヒットを放つ大山 　猛虎は開幕当初の不振を完全に脱し、今や引き分けを挟み7連勝中と絶好調。だが虎総帥は「ペナントレースは143試合もある長丁場。連勝が続く時期もありますが、大切なのは連敗を最小限にとどめること。状態のいい時は着実に白星を積み重ねること」と泰然自若の姿勢を強調。「去年優勝できたのは、それを監督以下、チーム全員が実践できたから。そう私は考えています」と岡田監督の手腕に全幅の信頼を寄せた。 　この日行われたオーナー報告で、「FA権を取得した選手についての話題は挙がったか？」と報道陣から問われた杉山オーナーは「最終的には球団人事に関わる話。個別のことについてはお話のしようがない」と前置きしながらも、長年チームのために貢献してくれた選手たちへ感謝。今オフは前述の2選手のほかにも、青柳、糸原、原口ら複数の主力選手が順調にいけば同権利を獲得する見込みだ。 　杉山オーナーはチームの編成に関しては「現場の意見を最大限、尊重したい」と語った。