ドラマチックな展開がとどまることを知らないバトルシーン!思わず原作を読まずにはいられないほど魅力的だった『オルタナヴェルト -青の祓魔師 外伝-』プレイレポ
マンガをゲーム化する――。文字で書けば非常に簡単ですが、多くの人が楽しめるゲームとして具現化するというのは非常に難しい作業でもあります。 【画像全7枚】 紙の上ではいくらでも描ける広大な世界観を、画面の中でどれだけ再現できるのか……。また、ゲームである以上は「原作を知らない人でも楽しめる作品」にする必要があります。それらを両立するのはかなり大変で、最悪どちらかを大きく損ねてしまう結果になることも、決して少なくはありません。 さて、今回筆者は本日23日より開催される国内最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」のアニプレックスブースで初めて試遊展示される『オルタナヴェルト -青の祓魔師 外伝-』を一足先にプレイする機会に恵まれました。ジャンプスクエアの人気連載作品を題材にした3DアクションRPGということで、ゲーマーの視点でプレイしたインプレッションをお届けします! 正十字学園のデカさを再現! ……とはいっても、実のところ筆者は原作となる「青の祓魔師」をしっかりと読んでいるわけでもなく、設定も登場キャラもあまりよく知りません。双子の男の子が祓魔師(エクソシスト)になるため、正十字学園というやたらとデカい学校に入学して――ということしか把握していないほど。ファンの皆さんには叱られそうですが、ご容赦ください……。 ただ、「原作をあまり知らない」というのはゲームをプレイする上でむしろ有利になる要素です。ゲームさえ面白ければ、そこから「原作を読んでみよう」という気にもなりますし、何よりインサイドはゲームメディアですから、「青の祓魔師」ファンばかりでもないでしょう。原作はあまり知らないながらも遊んでみたライターによる視点で各要素を深掘りしていきます。 さて、体験版ではまだ全てのマップを自由に移動できず、 正十字学園町の下層部を5分間散策できる試遊が用意されていましたが…… やっぱりデカいぞ正十字学園町! いいなぁ、筆者もこんな町に住んでみたい! そう思わせるほどの再現度です。 こんな感じで「舞台の広さ」まで再現してくれると、キャラを動かすだけでゲームを楽しむことができます。前述の通り体験版では移動制限があるため、残念ながら学園の食堂にはまだ行けないらしく、6,000円のスタンダードランチは食べられませんでした。燐くんみたいに「どれにしようかな~?」と両腕をクネクネさせていたのですが……。 ということは、製品版では「ゼロひとつ間違えてる」高級メニューが出てくるってこと!? 意図された乱戦 メシの話はここまで。『オルタナヴェルト -青の祓魔師 外伝-』の醍醐味は、何といっても戦闘でしょう。 UIは昨今のスマホアクションRPGの王道ともいえる様式に従っていますが、アニメシリーズも未だに人気を誇る漫画原作のゲームということでダイナミックなシーンが画面狭しと繰り広げられます。原作モノのゲームでしょと侮っていると、良い意味で期待を裏切られるクオリティの高さといって差し支えないでしょう。 体験版ではまったく遊び足りないと感じてしまうほどの没入性を有していて、これが正式リリースされる頃にはどれだけのボリュームになるんだ……とプレイしながら思いを巡らせてしまいました。 特筆すべきは、難しい操作はしなくとも「仲間が連携攻撃をしている感じになっている」という点です。スクリーンショットを撮ってみると単なるゴチャゴチャな絵になっておらず、どれも「意図された乱戦」のようになっています。 これ、アニメだとどんな感じの戦闘シーンなんでしょうかね? 筆者はアニメはまだチェックしていないので、今からアマプラで観てみるか……という具合に、「ゲームからアニメへ」と簡単に導入できるような工夫も施されており、まんまと開発者の意図通りに楽しんでしまっている筆者なのでした。冒頭にも記したとおり、原作を知らなくても楽しめるかがゲームとしては重要になりますが、本作の体験版をプレイする限りでは、必ずしも原作をチェックしていなくても、ゲームとして十分に楽しめる仕上がりになっていると評価できます。 ドラマチックな場面が頻発 戦闘についてさらに言及しておくと、そのスピード感にも圧倒されてしまいました。 攻撃と攻撃の合間の「もっさり感」がほとんどなく、まさに「連撃」と呼ぶに相応しいテンポで矢継ぎ早に次の攻撃を繰り出します。それでいて描写の破綻が見当たらないというのは、本当にすごい! 何回か繰り返し戦闘シーンの試遊をしてみると、ドラマチックな展開が頻繁に起こることにも気づかされました。 操作キャラの最初の攻撃をきっかけに、他のキャラもボスに攻撃を仕掛けます。その最中にボスがジャンプして大きく移動し、味方が追撃を図るも、返り討ちにあって地面に叩きつけられる。すると、そこへ少し遅れてきた操作キャラ(つまりプレイヤー)が、状況を打開する一撃をボスに見舞う……といった展開が恐るべき速度で描写されていきます。 体験版ながらたっぷりとその魅力を堪能できたので、筆者も正式版を絶対にプレイしよう!そう決心して、早速「青の祓魔師」を読みふけりながら、この記事を執筆しています。 そんな『オルタナヴェルト -青の祓魔師 外伝-』はAndroid、iOS、PC(Windows)向けに、2024年夏の配信を予定しています。アニメも2024年1月から久々の新作シリーズとなる「島根啓明結社篇」がTOKYO MXほかで放送中です。
インサイド 澤田 真一
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