消費者物価は2カ月ぶり鈍化、日銀会合控え利上げ見極め局面続く
植田総裁は3日の朝日新聞とのインタビューで、「夏から秋にかけて春闘の結果が物価にも反映されていく中で、目標達成の可能性がどんどん高まっていく」と発言。 元日銀理事の門間一夫みずほリサーチ&テクノロジーズ・エグゼクティブエコノミストは、日銀の金融政策運営を占うための最重要指標に4-6月のサービス価格を挙げ、「ここに今年の賃上げが反映されてくるか」を注視している。
ブルームバーグの最新調査では、76%のエコノミストが今回の展望リポートにおける物価見通しのリスクバランスの判断が従来よりも重要になると回答した。24年度のコアCPI見通しについては予想中央値が2.6%と、前回1月リポートから0.2ポイントの上方修正が見込まれている。
総務省の説明
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--取材協力:氏兼敬子.
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Sumio Ito