【解説】1941年に開始した津波予報は“三陸沿岸”だけ、なぜ?甚大な津波被害を経験する度に技術開発続け、警報発表の「迅速化」を実現 気象庁
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1941年から開始した「津波予報」。当時、予報の対象は三陸沿岸に限られていました。その理由とは?度重なる津波被害を経験する度に気象庁は予測技術の開発・改善に取り組んできました。大津波警報を発表した巨大地震の事例、そして地震発生後約3分で津波情報を発表できるまでに至った取り組みを社会部災害担当・内藤ミカ記者が解説します。【週刊地震ニュース】
■震度1以上の地震は45回 北海道や沖縄で最大震度3
6月19日から25日までの期間、国内で震度1以上の地震は45回ありました。 ▼19日午前1時58分頃、宮崎県宮崎市と日南市で震度3を観測する地震がありました。震源は大隅半島東方沖で地震の規模を示すマグニチュードは4.7、震源の深さは28キロでした。 ▼19日午後1時50分頃、北海道浦河町などで震度3の地震がありました。震源は十勝地方南部、マグニチュードは5.0、震源の深さは59キロでした。 ▼20日午後8時10分頃、長野県大町市で震度3の地震がありました。震源は長野県北部、マグニチュードは4.0、震源の深さは1キロでした。 ▼22日午前10時24分頃、沖縄県名護市や沖縄市などで震度3の地震がありました。震源は沖縄本島近海、マグニチュードは5.2、震源の深さは39キロでした。 ▼22日午後4時39分頃、青森県東通村で震度3の地震がありました。震源は青森県東方沖、マグニチュードは4.1、震源の深さは55キロでした。 ▼24日午前9時58分頃、福島県大熊町で震度3の地震がありました。震源は福島県沖、マグニチュードは5.0、震源の深さは40キロでした。
■まもなく夏本番 海水浴場で津波警報を伝える「津波フラッグ」
「津波フラッグ」と呼ばれる赤白模様の旗、「津波警報」などが出ていることを知らせるものです。2020年以降、全国の海水浴場で少しずつ導入されています。 海では、波や風によって、サイレンの音が聞き取りにくく、特に耳が不自由な人にとっては、目で見える形で危険を知らせるために、この旗は重要な役割を果たします。「津波フラッグ」が振られているのを見たら、「すぐ逃げる!」「高いところに避難!」ということ覚え、海に行く時はあらかじめ近くの避難場所を確認しておいてください。