『イカゲーム2』『涙の女王』世界的ブレイク俳優パク・ソンフン東京密着撮り下ろし!食べるの大好き…今気になる日本食&おすすめ韓国グルメは?
韓国ドラマ『涙の女王』でヒロインのホン・ヘイン(キム・ジウォン)に恋心を抱くユン・ウンソンを演じ、悪役として視聴者に強烈な印象を与えた韓国俳優パク・ソンフン。 【写真(77枚)】足長すぎ…!パク・ソンフンin東京密着撮り下ろし! 『涙の女王』は財閥令嬢と平凡な男性が結婚するも、離婚危機に直面したところから始まるロマンスを描いた韓国ドラマ。 『愛の不時着』脚本家の最新作で、最終回視聴率は24.9%を記録し、tvN歴代最高記録を更新。Netflixで配信後、日本を始め世界68か国でトップ10入りを果たし、世界的に大ヒットした作品です。 配信開始後4週間で1億4200万世帯が視聴したというNetflix史上最大の世界的ヒット作『イカゲーム』の続編『イカゲーム2』(12月26日 シーズン2 配信開始)にもキャスティングされているパク・ソンフンがファンミーティング「Park Sung Hoon Japan 1st Fanmeeting<Fall in>」のため来日! 今回、大人気作『涙の女王』のお話を中心に東京都内のスタジオで撮り下ろしインタビューを行いました! ―『涙の女王』が日本でも大ヒットしていますが、反響はいかがですか。 「そうですか。でも、昨日(9月13日)マスクをしないで外を歩いていましたが、誰にも気づかれませんでした…。(お茶目な表情で)本当に大ヒットしていますか?(笑)」 ―(一同驚き)もちろん大ヒットしていますよ! 韓国での反響はいかがですか? 「韓国では『ザ・グローリー』で20代から30代、40代の多くの方たちが僕の顔を知ってくださいましたが、今回の『涙の女王』はその上の世代の方たちまで見てくださっていました。ですので、本当に幅広い年齢層の方々に知っていただいて、多くの方が僕に気付いて喜んでくださるようになりました」 ―『涙の女王』では悪役でしたが、周りの反応はどうでしたか? 「友人たちが僕と親しいことを話したり、『今日ソンフンと会うんだ』と言ったりすると、周りから『あの人、性格大丈夫?』と心配されるそうです」 ー(一同笑い)悪役の中の悪役でしたもんね。 「悪口をたくさん言われました(笑)」 ―『涙の女王』のユン・ウンソンをどのような人物だと考え、演技をされましたか? 「ウンソンにとって一番重要なのはヘインへの愛情です。ですから、そのヘインに対する愛情を一番重視して演じました」 ―その愛情がゆがんでいる、という難しい役どころでしたね。 「ウンソンはヘインに対しては真心を持って接しようとしていました。ですが、手術をして目覚めたヘインに、自分がずっと付き合ってきた恋人で、結婚する予定だと嘘をつくわけですよね。ですので、彼女をだましているような気がして、演じている時もいい気分ではありませんでした」 ―ウンソンを演じる上で、監督とどのようなお話をしましたか? 「ヘインに対する愛情だけは噓偽りのないものであってほしいと監督がおっしゃったので、その言葉を忘れないようにしながら演技をしていました。 ヘインを自分のものにするためにクイーンズという会社も乗っ取ったわけですが、ウンソンという人物の原動力は、常にヘインへの愛情であるということを考えながら役を演じていました」 ―悪役だということは、意識しないで演じたということですかね? 「(少し考えて)そうですね」 ―キム・スヒョンさんとは初めて共演されてみていかがでしたか? 「実はスヒョンとはMBTIが同じISFJなんです。だからお互いに性格も似ていますし、会話のテンポも合うので、冗談も言い合いながら楽しく撮影ができました」 (※編集部注:MBTIは日韓で流行している性格診断で、ISFJの人物は勤勉、献身的、利他的といった特徴を持つと言われています。やはり、とっても優しい方ということ!) ―具体的にはご自身とスヒョンさんのどういう点が似ているなと感じましたか? 「笑いのツボが似ています。 スヒョンは僕よりも年下ですが、冗談を言ったりふざけたりしながら、主役として現場の雰囲気を盛り上げてくれました」 ―『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』でも悪役を演じられていますが、普段、どう役作りされているのか、どういうことを重要視しながら演じられているのか気になります。 「僕の場合は、最初に台本を読んだ時の印象をとても大事にしています。台本を読みながら、イメージを頭の中に描くんですね。例えば、その人物の話し方や抑揚の付け方、服のスタイルや髪型など、そういったものをベースにしてキャラ作りをしています」 ―演じた役は、実際のご自身の性格とは全然違いますよね。 「僕がそんなにも悪いやつだったらダメですよね(笑)。 本当に小さいパーツを少しずつ集めて取り出して、それを増幅させて演技をしていると思います」 ■おいしいもの大好き!モグモグ博士パク・ソンフンさんが今、日本で食べたいもの ソンフンさんは食べることが大好きなことで有名で、動画サイトでは“モグモグ博士”としておいしいお店を紹介しているほど。 ー昨日(9月13日)から日本に来られていますが、日本で食べたいもの、行きたい場所はありますか。 「食べたいものと行きたいところが同じなんですけれども、辛いラーメンで『中本』(※蒙古タンメン中本)というラーメン店があると知り合いに聞きまして」 ーああ~! 有名なお店ですよね! 「!みなさんご存知なんですね(笑)? そこにぜひ行きたいなと思っています。 いつもは豚骨ラーメンが好きなので豚骨ラーメンをいただいているんですが、今回は『中本』に行きたいです」 ー辛い物はお得意ですか? (日本語で)『ぜんぜんだいじょうぶ』 ー辛さの段階が選べるんですが、どの段階を食べる予定ですか…? 「一番辛いのはどのくらい辛いんでしょう?(笑) 韓国では『맵부심』(※メップシム。『辛い』맵다:メプタと『自負心』자부심:チャブシムを意味する韓国語を合体させて作られた造語)と言うんですけれども、辛いものを自分たちはよく食べられるというプライドがあるんです(笑)」 ―“モグモグ博士”と自らおっしゃるほど食べることがお好きだそうですが、好きな日本料理はどのようなものですか? 「日本の料理はほとんど自分の口に合うんです。実をいうと、日本にはごはんを食べに来ているようなものなんです(笑)。僕は、1日1食は必ず麺を食べるほど麺が好きなんです。日本は麺料理も非常にバラエティーに富んでいるので、日本の麺料理が大好きですね」 ―「レタスクラブ」は日本の料理の雑誌なのですが、今気になっている料理や、雑誌(9月号)の中でソンフンさんが食べてみたい料理はありますか? 「(気になる日本の料理は)『天丼』という料理ですね。 ごはんも好きだし、揚げ物も天ぷらも好きなので、ぜひ食べてみたいんですけれども、その2つが合わさるとどうなるかわからなくて、まだ一度も食べたことがないんです」 (雑誌「レタスクラブ」9月号を手に取りじっくり読んでくださるソンフンさん) 「こちらは鶏肉のどんぶりですか? (日本語で)『とり、とり』『お茶漬け』おいしそう」 食べてみたいとソンフンさんが選んでくださったのはレタスクラブ2024年10月号掲載の市瀬悦子さんの「とりひつまぶし丼」でした! ー昨日はInstagramのストーリーズでも箸の写真をポストされていましたね? 「僕が大好きな行きつけの東京のお寿司屋さんなんです」 ―お好きな韓国料理を教えていただけますか? 「カルグクスをおすすめしたいです。日本の方もうどん、ラーメン、そばなど麺料理が好きな方がたくさんいらっしゃると思うので。カルグクスにもいろんな種類があるので、おいしく召し上がっていただけると思います」 ―ソンフンさんは何のカルグクスがお好きですか? 「はぁぁ~…(悩ましい様子で考え込むソンフンさん)。…1つを選ぶのが難しいですが…、あさりのカルグクスにします」 ―最後に、今後、演じてみたい役柄を教えてください。 「僕は普段、冗談が好きで、コメディーも好きなので、ラブコメディーにチャレンジしたいなというふうに思っています。ツンツンしていますが、実は抜けている一面もあるようなツンデレの役を演じてみたいです」 ―新たな作品でお目にかかることを楽しみにしています! 『(日本語で明るく)がんばります!』 * * * 演技の素晴らしさから、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』や『涙の女王』での鋭い眼差しが印象的、という方も多いと思いますが、素顔は優しくあたたかいオーラに包まれていました。 嬉しいことに日本の食べ物が大好きとのことで、日本での日程をうかがうと「3キロくらい太って帰りますね(笑)」とお茶目な回答も。 SNSでは、先日公開された『イカゲーム2』のティザー映像に登場したパク・ソンフンさんに関する驚きの反響が多数ポストされていました! 今後のさらなる活躍にますます期待が膨らみます。 また日本でお会いできる日を編集部一同、楽しみにしています!! NEWS! ★「パク・ソンフン Japan 1st Fanmeeting <Fall in>」が2024/11/24(日) 15:00~日テレプラスにて放送決定! Netflixシリーズ『涙の女王』独占配信中 Netflixシリーズ『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』独占配信中 撮影=Michi Murakami/テキスト=Momoko Kudo ■パク・ソンフンさんがお好きな韓国料理『あさりのカルグクス』のレシピ ◆材料(2人分) うどん(好みの乾麺)…200g あさり(砂抜きしたもの)…200g 長ねぎ…1/2本 〈縦半分に切って5㎝長さに切る〉 【A】 ・煮干し…10g ・昆布…5g ・水…1.5L 【B】 ・ズッキーニ…1/3本〈4~5㎝長さの細切り〉 ・にんじん…1/4本〈 4~5㎝長さの短冊切り〉 ・玉ねぎ…1/4個〈縦薄切り〉 ・おろしにんにく、薄口しょうゆ…各大さじ1 塩 こしょう 粗びき黒こしょう ◆作り方 1.あさりは殻と殻をこすり合わせて洗い、水けをきる。 2.鍋にAを入れて強火にかけ、煮立ったら煮干し、昆布を取り出す。中火にし、あさりを加え、あさりの口があいたらいったん取り出す。 3.Bを加えて煮立て、 うどんを加えて袋の表示どおりに煮る。 あさりをもどし入れ、長ねぎも加え、塩、こしょうで味をととのえる。 器に盛り、黒こしょう少々をふる。 レシピ作成=韓国人オッパ セミ(『韓国人オッパが作る 家にある調味料で 毎日韓国ごはん』より) 撮影=田村昌裕/スタイリング=朴玲愛