『プラダを着た悪魔』のキャストが夢の集結...! SAG賞で映画にちなんだジョーク連発し、会場は大盛り上がり
LAで2024年2月24日(現地時間)、全米映画俳優組合賞(SAGアワード)の授賞式が行われ、いまや伝説的なファッション映画となった『プラダを着た悪魔』に出演した3人の女優たちがそろってステージに上り、話題を集めている。 【写真】今では41歳、2児の母!アン・ハサウェイの、見ておくべき出演作14選 アン・ハサウェイとエミリー・ブラント、そしてメリル・ストリープは、コメディ部門の主演男優賞を発表。最初に姿を見せたメリルがマイクにぶつかり、「メガネと受賞者の名前が書かれた紙が入っている封筒を忘れた」と言うと、それらを持ったアンとエミリーが登場した。 『プラダを着た悪魔』で演じたボスとその信頼するアシスタントたちの様子を再現したようなこの場面には、客席から大きな拍手が送られた。
3人でマイクの前に並ぶと、まず話し始めたのはメリル。 「昔からよく、どこまでが役柄で、どこからが俳優本人なのかとよく聞かれるけれど……」と言うと、そこでエミリーが、「まあ、いまご覧いただいたとおり、メリルと『ミランダ・プリーストリー』は双子のよう(にそっくり)ですよね」と発言。 それに対し、メリルが「私とミランダは全然違うと思うわよ」と反論しかけると、今度はアンが、有名なミランダのセリフで、その言葉を遮った――「(答えなくて)いいのよ、いまのは質問じゃないわ」 その後、メリルが時間をかけ、ゆっくり封筒を開けていく様子を見ながら、エミリーが「どうぞ、氷河が動く速さくらいで進めて。その方が、よけいにワクワクしてきますからね」とコメント。客席からは大きな笑いが起こった。 いまも愛され続けるこの映画は、続編の制作を望む声も多い。ただ、キャストたちはあまりその考えに乗り気ではなさそう。エミリーは数週間前に出演したポッドキャスト番組『Happy Sad Confused』で、「バブルの中に、大切にしまっておくべきものもある」と述べ、続編に関するメリルの発言も紹介していた。 「たしか……メリルがこのことについて、何か面白いことを言っていませんでしたか?『続編に出演することはある?』と尋ねられ、『そうね、体重を減らしなさいと言われないならね』と答えていましたよね」 続編についてはアンも、過去に受けたインタビューで、その可能性について次のように語っている。 「(続編の制作が)可能かどうか、わかりません」「別の時代の映画だったと思うのです。いまはすべてがデジタル化されています。ですが、あの作品は物理的なモノを作るということを、コンセプトの中心に据えています」 「アンディとエミリーがヨーロッパのどこかにいるミランダにコーヒーを届けなくてはならず、途中でイタリアのレストランにいるスタンリー・トゥッチと合流して、一緒にそこに向かうとか……いろいろ考えてみたくなりますが、実際に制作されるとは思いません」 「新たなキャストを見つけて、リローンチすることはできるかもしれませんが」 つまり、この映画のリブート版が制作されることは、やはりないのかもしれない。 ただ、一方ではミュージカル版の上演が決定している。ロンドンで2024年11月に開幕する舞台では、ヴァネッサ・ウィリアムズがミランダ役を務め、エルトン・ジョンが音楽を担当することになっている。
From Harper's BAZAAR UK