お米の高値が続いています。 先週は農家に支払われる金額が品種ごとに発表され２０２３年より２５％ほど上がっています。 ＪＡおおいたが米を出荷した農家に仮で支払う「概算金」は市場での需要と供給のバランスや生産コストなどを踏まえて決められます。 ２０２４年の概算金は「つや姫」「コシヒカリ」が８４３０円「ひとめぼれ」「ヒノヒカリ」が８２５０円です。 ２０２３年より２０００円、２、３割ほど上がっていて過去２０年で最も高い水準だということです。 ２０２３年に収穫した米が不足していることや高齢化による生産量の減少などが要因で、全国的に大幅に引き上げられている傾向です。 スーパーなどの小売店で販売する店頭価格も２０２３年より３割ほどの値上がりになっています。 日々の食卓で実感する米の高値。 多めにご飯を炊いて冷凍庫に入れて置く人も多いはず。 食品の冷凍保存の専門家・冷凍王子こと西川剛史さんは、特にご飯は水分が多く、冷凍の仕方次第で味が変わりやすいと注意を呼び掛けます。 （冷凍王子　西川剛史さん） 「ご飯は主食なので食べる機会は多いと思う。おいしくない冷凍ご飯だと毎回おいしくないご飯を食べることになってしまう。おいしいご飯で冷凍できていれば毎回おいしく楽しめる」 せっかく買ったお米を最後までそのままの味で食べたい！冷凍してもおいしく食べられる方法をご紹介します。 お米の高値が続いていますので 一気にたくさん炊いて冷凍保存しておく方もいると思います。 よりおいしいご飯の冷凍方法を見ていきます。 旭化成ホームプロダクツが１０００人にごはんの保存に関するアンケートを行いました。 「冷凍保存したご飯は味が落ちると思うか？」という質問に対してそう思う、どちらかと言えばそう思うと答えた人は半数を超える５７％でした。 冷凍生活アドバイザーとして冷凍食品の魅力や方法などを発信する「冷凍王子」こと西川剛史さんは「確かに冷凍の仕方によってはご飯のおいしさを損なってしまう。ポイン トを抑えることが重要」だと話しています。 では、どうすればいいのか西川さんに教えてもらいました。 まずは炊いたご飯を家庭用ラップで包む。 次に薄い座布団形にする。 解凍する時に熱が伝わりやすいこの形もポイントです。 そしてフリーザーバッグに入れて粗熱を取って冷凍。 ポイントとしては密閉することでもちもち感や水分量、柔らかさをキープすることができるので、フリーザーバッグを活用するといいです。 また、ラップに包むタイミングも大切なんです。 皆さんはご飯が炊きあがったあと、いつご飯を保存しているでしょうか。 ラップに包むベストなタイミングは炊き立て直後です。 炊飯器で保温する時間が長いと乾燥し、うま味が失われてしまいます。 蒸気ごとラップで閉じ込めるのがポイントです。 さらに、「冷凍貯金」をすると効果が大！だと西川さんは話します。 冷凍貯金というのは食材をお金に見立ててお米やそれ以外の食材を冷凍庫に日ごろから蓄えておくことです。 まとめて調理できるので「時間が貯まる」鮮度をキープして「栄養価が貯まる」お買い得日にまとめ買いして冷凍することで「お金が貯まる」ことが期待できます。 西川さんは「冷凍を上手に活用すれば健康で節約できるおいしくて食生活も豊かになる」と正しく冷凍することの大切さを話しています。 上手に冷凍しておいしくお米を楽しみましょう！