ダイアナ妃の裏話…「ザ・クラウン」シーズン6パート1、どこまでが事実?
Netflixの人気ドラマシリーズ「ザ・クラウン」。エリザベス女王の治世を描いた物語はいよいよフィナーレへと突入し、11月16日(木)より配信スタートしたシーズン6パート1では1997年7~8月のダイアナ妃の最後の夏の様子、そして突然の悲劇に王室の人々がどう対応したのかが描かれる。“フィクション”と銘打ちながらも実在の人物を扱い、史実を基に構成されたストーリーの中で、どこからが実話でどこからが創作なのか? 気になったポイントを徹底解説! ※ネタばれあり 【写真】キャサリン妃も登場! 「ザ・クラウン」最終章のキャストを実在人物と並べて比較
ダイアナ妃とドディ・アルファイドの親密な関係は始まったばかりだった?
YES ダイアナ妃の「最後の恋人」としてその名を知られているドディ・アルファイド。ダイアナ妃がパリで事故死したときに同じ車に乗っていた男性だが、ドラマで描かれているように実はダイアナ妃とドディが急接近したのは悲劇のほんの1カ月前だった。 1986年にウィンザーで行われたポロの試合会場で一度顔を合わせただけたった2人は、ドディの父モハメド・アルファイドの計らいで1997年7月、サントロペで再会を果たしたと言われている。英王室作家ケイティ・ニコルの2010年の著書『William and Harry: Behind the Palace Walls』によると、モハメドはダイアナ妃をもてなすために1,500万ポンドの豪華ヨット「ジョニカル」を購入。「プリンセスと長男ドディの間でキューピットを演じること」が、彼の隠された動機だったという。モハメドの目論見通り2人は急接近。南仏の休暇にウィリアム王子とヘンリー王子を連れてきていたダイアナ妃は、8月末に再び単身でドディとの地中海クルーズに出かけている。 写真/1997年8月22日、仏サントロペで撮影されたダイアナ妃とドディ・アルファイド。
ドディ・アルファイドには当時婚約者がいた?
女性側の主張ではYES 「ザ・クラウン」シーズン6パート1ではドディが結婚間近の婚約者を放置してダイアナ妃と親密な関係になって行く様子が描かれる。 実際に当時ドディはアメリカ人モデルのケリー・フィッシャーと交際していた。ケリーはダイアナ妃とドディの交際報道が行われた1997年8月7日に電話で一方的に婚約破棄を告げられたと主張。破局後にドディを相手に訴訟を起こしている(ドディとダイアナ妃の事故死を受けて彼女は訴えを取り下げている)。 ちなみにダイアナ妃側も1997年7月末までハスナット・カーン医師との関係が続いていたと言われており、サントロペでの休暇後にダイアナ妃はハスナットとの2年間の交際に別れを告げて、ドディとの新たなロマンスに飛び込んでいった様子。 写真/ドディ・アルファイドから一方的に婚約破棄されたと訴えたケリー・フィッシャー。