小川彩佳「統一教会の再調査は?」→9人全員が沈黙…自民党が「もうええでしょう」で終わらせたい“裏金&統一教会問題”の深すぎる闇
自民党総裁選の真っただなか、もっと驚いたほうがよいのでは? というニュースが2つあった。 【画像】「旧統一教会の再調査は?」と総裁候補らに問いかけた小川彩佳キャスター(39)の黒ノースリーブ姿 1つ目はこれ。 ・自民「公平報道」を要請 総裁選、新聞・通信社に(9月10日共同通信) 《各社の取材は規制しないとした上で、インタビューや取材記事、写真の内容や掲載面積に関し「必ず各候補者を平等・公平に扱うようお願いする」とした。》 要はメディアへの介入である。新総裁が次の首相になるなら有力候補が何を考えているか、どんな人物なのかという報道が多めになるのは当然のことだ。 私は8月の当コラムで新総裁が誕生して解散総選挙をすることになった場合《自民党は今度はテレビ局に「公平中立な報道を」とけん制しまくる。お約束のこの振る舞いは今回も見どころの一つ。》と書いたが早々に的中してしまった。 自民党は2014年の衆院選の際、報道の公平性などを求める文書を在京テレビ各局に送っていた。差出人は萩生田光一筆頭副幹事長と福井照報道局長の連名。 あのときの「効果」についてメディアは萩生田氏に文書を送って尋ねてほしい。 続いての驚きのニュースはこちらだ。
・衆院選10月27日の見方拡大 政府、1日国会召集を伝達(9月12日共同通信) 臨時国会を10月1日に召集する方針というもの。 《自民内には、新首相誕生の勢いを維持したまま、速やかに衆院選を実施する日程に期待の声がある。》
総裁が誰になるかわからないのに、衆院選の手際がやたら良い
これは総裁選の告示日のニュースである。まだ誰が自民党の「顔」かわからない。しかし衆院選は速やかにできるようやたら手際が良い。 どこか既視感があると思ったら話題のNetflixドラマ『地面師たち』だ。土地の所有者になりすまし、土地を売る契約を速やかに迫る地面師たちのあの手口である。新総裁誕生という“刷新感”があるうちにさっさと衆院選をやってしまえという「自民師たち」に見えてきた。 あれ、国会論戦は? 裏金問題は? と問われようものなら「もうええでしょう」と言いそうな勢いである(ドラマの中で法律屋役であるピエール瀧がピンチを切り抜けようとするときのセリフ)。 実際、「裏金問題、もうええでしょう」という認識があらわになった記事があった。石川県の北國新聞が掲載した森喜朗インタビューが凄かったのだ(9月16日)。 森氏は「うちの派(旧安倍派)の連中は苦しんでいる」との前置きから、《萩生田(光一前政調会長)さんとはいろいろを話している。今はつらいだろうが、ここを乗り越えてこそ大成できる」と伝えている。》と語っていた。 まるで萩生田氏が事故にでも遭って耐え忍んでいるかのような言い方だ。萩生田氏は政治資金収支報告書に不記載の裏金額が計2728万円(5年間)もあったことが明らかになったわけで被害者でもなんでもない。森氏の認識も凄いが「不記載」「裏金」の文字を一切使わずにこの記事を書く北國新聞も凄かった。 しかし森喜朗の願いもむなしく、翌日にまた萩生田氏にスポットライトが当たってしまう。
【関連記事】
- 【画像】妻・滝川クリステルは胸元のカッティングとパールが印象的な純白ワンピースで…小泉進次郎夫妻の“はにかみツーショット”
- 《全員チェック》自民党総裁選の候補者たちの“勝負服”は何アピール? 上川陽子はスカートではなくパンツ、茂木敏充のピンストライプは実は…
- 「どうせ国民は裏金問題を忘れる」照ノ富士の優勝パレードに突如出没した“萩生田光一2728万円”はなぜ「もう大丈夫」と思ったのか
- 石破茂でも高市早苗でもない…自民党総裁「なってほしくない人」アンケート1位は“あの世襲議員”「昔はファンでした。でも…」「圧倒的不人気の茂木敏充」
- 楽天・三木谷浩史社長が語った“小泉進次郎氏支持の理由”「雇用の流動化こそ、日本社会の活力となる」