「光る君へ」衝撃ラストにネット絶句&涙…周明の心臓に矢「鬼脚本」「話したいこと?」まひろと再会即悲劇
女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は1日、第46話が放送され、本格再登場したばかりの周明(松下洸平)が悲劇に見舞われる衝撃のラストを迎えた。インターネット上には悲痛な声が相次いだ。 【写真】心臓が…波の音に消される声。第46話、まひろ(吉高由里子)と再会したばかりの周明(松下洸平)は悲劇に見舞われ… <※以下、ネタバレ有> 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。 第46話は「刀伊の入寇」。寛仁3年(1019年)、まひろ(吉高由里子)は藤原道長(柄本佑)に別れを告げ、念願の旅へ。大宰府に着くと、周明(松下洸平)双寿丸(伊藤健太郎)藤原隆家(竜星涼)に再会した。 周明とは越前以来22年ぶりの再会。朱仁聡(浩歌)は日本との交易を開けず、博多から宋へ戻った。朱と別れた周明は故郷・対馬に渡った後、大宰府で通詞に。宋の眼病の名医に学び、再び薬師の仕事も始めた。妻はいない。 道長の命もあり、大宰権帥の隆家は“敵側”のまひろをサッパリと歓迎。道長の出家を伝えた。隆家から“男女の仲”かと冷やかされると、周明は「そういう女子(おなご)ではございません」「そういう仲ではございません」と否定した。 まひろは、さわ(野村麻純)の辞世の歌にあった地・松浦(現在の佐賀県と長崎県北部)に向かうことに。周明は船を勧め、船越の港(現在の福岡県糸島市)まで送る。 しかし、3月末に壱岐が異国の海賊に襲われる。「刀伊の入寇の始まりである」(語り・伊東敏恵アナウンサー)。総指揮官の隆家、平為賢(神尾佑)や双寿丸が博多警固所に入った。敵は対馬、壱岐、能古島と次第に博多に近づいていた。 そして、見張りが敵の船団を発見。各地からの兵は到着していないものの、隆家たちは出陣。崖の上から鏑矢を放ち、双寿丸も槍で奮戦。敵を追い払った。 夜。まひろと周明は雨宿り。人生に絶望したまひろを、周明が鼓舞した。 まひろ「もう私には何もないもの。これ以上、あの人の役に立つことは何もないし、都には私の居場所もないの。今は、何かを書く気力も湧かない。私はもう終わってしまったの。終わってしまったのに、それが認められないの(涙があふれる)」「書くことがすべてだったの。違う生き方なんて考えられないわ」 周明「俺のことを書くのはどうだ。親に捨てられて宋に渡った男の話は面白くないか。(笑い合い)駄目か」「松浦にまで行きたいと思った友のこととか、親きょうだいのこととか、何でもよいではないか。そういうものを書いてる間に、何か、よい物語が思い浮かぶかもしれない。書くことはどこででもできる。紙と、筆と、墨があれば」 まひろ「どこででも」 周明「都でなくても」 まひろ「そうね」 乙丸(矢部太郎)はぐっすり眠っている。 夜明け。まひろと周明は港に向かって海岸を歩く。周明は「松浦に行って、思いを果たしたら、必ず大宰府に戻ってきてくれ。その時に、話したいことがある」――。そこへ村人の悲鳴。敵が襲来した。 双寿丸が駆けつけ「逃げろ!」。周明はまひろの手を引き、走る。まひろがつまずく。周明が手を差し伸べ、引き上げると、敵の矢が周明を襲った。心臓に突き刺さり、周明は仰向けに倒れ込んだ。 SNS上には「まさかの結末」「言葉になりません」「大石先生、鬼脚本…(涙)」「誰も死なないでと祈っていたのに…信じたくない」「周明がまひろに話したかったことが気になります。来週、明かされるのでしょか」などの声が続出。視聴者に衝撃と悲しみが広がった。 次回は第47話「哀しくとも」(12月8日)が放送される。