"整理整頓"で点数アップ? 受験シーズンの今こそ知りたい「試験前の片付け術」
こんにちは。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智です。 年末年始はいかがお過ごしでしたか? 偏差値40台から、開成中学に合格した僕が「戦いに行く君に伝えたいこと」【漫画で読む】 お正月はのんびりできるイメージですが、受験生がいるご家庭にとっては正念場の時期。いつもとは違って忙しかったことと思います。通っている塾によっては、「正月特訓」のように特別授業もあったことでしょう。 都内の私立中学校は2月1~3日頃に受験日が集中し、千葉県・埼玉県など近隣のエリアでは1月中旬から試験が始まる学校も多くあります。まさに受験シーズンを目の前にした今、親子で気ばかりあせって家の中にピリピリしたムードが張り詰めているかもしれません。そんなときこそ、片づけや生活を整えることで、気持ちを落ち着かせましょう。中学受験に限らず、高校受験や大人の試験勉強でも応用できるコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
子どもが自分で復習しやすいようにプリント類を整理する
受験が近くなると、テキストをメインで使っていた塾でもプリントを多用するようになります。苦手な分野や単元を抽出してまとめられるので、復習しやすいからです。自宅での復習においても、すべての分野を網羅しているテキストを最初からやり直すというのは非効率的。これまでに配られたプリントで復習できるように、子どもにとってもわかりやすく整理しておきましょう。 どのように整理すれば必要なモノを探しやすいのか、というのは人によって異なります。「教科別」「分野別」「単元別」など分類するためのパターンをいくつか考え、子どもにどうやって分ければ必要なプリントをすぐに見つけられるかきいてみましょう。その通りにプリントを分けてクリアファイルに入れ、ラベルシールなどにプリントの種類を書いて貼り、パッと見てわかりやすいようにしておきます。書類は横に積み上げるよりも立てておいた方が取り出しやすいので、立てて収納しましょう。 この時期に最も手に取る機会が多いプリントを「1軍」とすると、テキストはいわば「2軍」。子どもが取りやすい場所にテキストを置いてある場合は、保管場所を変更した方がよいですね。受験に限らず、すぐに取り出せて収納しやすい「ゴールデンゾーン」は、使う頻度の高いモノを収納することが基本です。子どもの目線で見やすく、楽に手が届く場所にプリントを置いておくと効率よく復習できます。 2軍のテキストも、必要なときに「どこにいった?」と探す手間をかけないように、子どもがわかる場所に片づけるとよいでしょう。