【広島】前夜のVTR… 2試合続けて同点、サヨナラのチャンスも 新井監督は「自信にしていい」
◆JERAセ・リーグ 広島1―2阪神(23日・マツダスタジアム) 広島が2日続けて9回に反撃した。1死後、矢野が安打。続く石原の左前安打で代走・羽月が好走塁で三塁を陥れた。同点、さらに長打で逆転サヨナラというチャンスを作り、松山が登場した。代打の切り札は二ゴロ併殺打で敗れたが、本拠地のファンを沸かせる攻撃だった。 22日は0―2の9回2死から1点を返した。さらに満塁で代打・松山が起用されたが二ゴロだった。2日続けて9回の反撃が及ばず、1―2のスコア、最後の打者も同じという珍しい現象だった。 前夜のVTRのような形で連敗を喫したが、新井監督は9回の攻撃に手応えを示した。「悔しいけど、紙一重のゲーム。相手は去年の日本一のチーム。自信にしていいぐらい、いい内容だった」。決して強がりに聞こえないほど、今のカープには粘り強さがある。
報知新聞社