<#居酒屋新幹線2>ドラマPが明かす主演・眞島秀和の唯一無二の魅力と意外な一面「興奮してずっと見ていました(笑)」
眞島秀和主演のドラマ「#居酒屋新幹線2」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか)の第7話が2月20日(火)に放送される。同作は、日帰り出張で全国を飛び回っているサラリーマン・高宮進(眞島)が、出張帰りに新幹線の車内でご当地グルメを堪能するグルメドラマの続編。2021~2022年に東北新幹線を舞台にしたシーズン1が放送され、現在放送中のシーズン2では、北陸新幹線と上越新幹線に舞台を移し沿線の街を訪れている。 【写真】戸田菜穂“ひかり”と再会しうれしそうに見えを切る眞島秀和“進” このたび、WEBザテレビジョンでは、同作のプロデューサーを務める木之内安代氏にインタビューを実施。続編制作のきっかけや俳優陣の魅力、シーズン2での新たな試みなどについて話を聞いた。 ■続編制作の根底にある思い「地域に貢献したい」 ――まずは、続編を作ろうと思ったきっかけを教えてください。 シーズン1のときから「続けられたらいいな」と漠然と思っていたので、ジェイアール東日本企画さんにもご相談させていただき、北陸新幹線延伸のタイミングに照準を定めました。 ――原作者・天宮さろんさんとは、続編制作にあたりどのようなお話をされましたか? 「作りたいです」とお話をしたら、快諾してくださいました。また、シーズン1の頃はまだコロナがまん延していたので旅行になかなか行けませんでしたが、番組を通して登場グルメをご購入くださった方が多くいらっしゃって。 そういったところで、少なからず地域に貢献できたのかなという思いが自分の中にあったので、他のエリアでも同じことができたらいいなと思い、その気持ちを伝えさせていただきました。天宮さんも同じ思いで、ご賛同いただきました。 ――シーズン2で何か新たに試みてみたことがあれば教えてください。 例えば、オープニングは以前よりも少し女性的でポップな感じにしていたり、本編の音楽にも非常にこだわっています。きれいな音楽が流れていると思うのですが、監督が細かな要望を音楽家さんに出されていて、仕上げ作業のときに音楽を聞いているだけでも成立するなと思うくらい、いい音楽を作ってくださっています。 シーズン1に比べると、いろいろなディテールが少しずつ、細かく計画された作りになってきたかなと思います。 ■ドラマファンの優しい言葉に支えられ… ――前作を通して、視聴者からの反応はどのように受け止めていらっしゃいますか? 「#居酒屋新幹線」のファンの方は非常に優しくて、うれしい意見ばかりくださるので、すごく励みになっています。今まさに後半の仕上げをやっているので、「こういった眞島さんの表情がかわいい」とか「これおいしそう」とか、そういう意見があったら編集でも取り入れていきたいなと思っています。 ――作中に登場するグルメの中には、定番のご当地グルメだけでなくマニアックな物も出てきますが、どのように選定されているのでしょうか? 作家さんが、シナリオを書く前に現地でいろいろとおいしいものを探してくださっています。また、グルメやその土地の情報に詳しいジェイアール東日本企画さんが一緒に制作してくださっているので、皆さんに意見をお伺いしながら進めています。 もちろん、私たちから「こういう食材はどうですか」と発案することもありましたが、一緒に探しながら、ミーティングで相談して進めていった感じです。 “居酒屋新幹線”という緩いストーリーの中でも、食べる前と後で、主人公の気持ちが少しでも明るくなっているように描きたいと思っているので、その点も含めて、どういう食材をどのようにストーリーに絡めてご紹介していけばいいかということを考えています。 ■作品へのリスペクトを感じる眞島秀和の一言「主役は食べ物とお酒です」 ――改めて、眞島さんの主演としての魅力を教えてください。 ご本人もインタビューでよくこう答えていらっしゃいますが、主演なのにもかかわらず、「主役は食べ物とお酒です」と言ってくださっていること。登場する食べ物をとてもおいしそうに食べていただいて、また、食べる物によって豊かに表情を変えてくださっているというのが、やはり一番の魅力かなと思います。 ――シーズン1時点での、そもそもの眞島さんの起用理由はなんだったのでしょうか? まずは、40代のサラリーマン男性という設定に合致していること。非常に演技がお上手なので、視聴者が感情移入しやすいのではないかと思いましたし、食べ物をおいしそうに食べるだけでなく、食材によって違う表情を出してくださる方というところで、オファーさせていただきました。 ――眞島さん自らアイデアや要望が発信されることはありましたか? そんなに多くはないですね。基本的には中立で、食材へのリアクションとせりふを素直に言ってくださるのですが、中には、「こういうせりふの方がすんなりいくかも」とか、新幹線の車内で食べながら演技されているときは、食材の硬さ、飲み込みやすさなども含めて、「こうしようかな」というアイデアはお出しになられていました。 ――眞島さんの現場での様子をお聞かせください。 かっこよくて、気遣いができて、テレビで見ているままだと思います。新潟・燕三条で、爪切りなどを作っている工場に行ったのですが、興奮してずっと見ていました(笑)。 実はスケジュールは結構タイトで、撮影が終わったらすぐに移動という感じでしたが、カメラのセッティングなどをしている間は、眞島さんはその場所で売っているものをよくご覧になっていました。市場に行ったらぐるっと回ったりして、作中に登場している食材も含め、いろいろとご自分で見つけて購入されていました。 残念ながら作中には登場しないのですが、眞島さんはソフトクリームがお好きだそうで、長野の「みそソフト」がおいしかったと言っていました。福井の「汐うに」もお気に入りのようでした。また、撮影の合間に町中華に行ったりしていましたね。そういうB級グルメもお好きみたいです。 ――眞島さんは、ゲスト俳優の皆さんとはどのような雰囲気でしたか? 第2話の敦賀編と第5話の福井編に出演されたフィガロ・ツェンさんとはすごく仲が良さそうでした。息がぴったり合っていて、フィガロさんが1人で映るシーンでも、演技がしやすいようにカメラの後ろに立っていてくださって、優しさやチームワークがすごくよく出ていました。眞島さんご自身も、お相手がいるとリアクションがより豊かになるというか、表情も豊かになるので、それはそれで違った面白みがあって、私も見ていて楽しかったです。 ■酒造りの神様・農口尚彦さんは「すごくチャーミング」 ――木之内プロデューサーの中で特に印象に残っているシーンはありますか? 第7話の小松編で、酒造りの神様・農口尚彦さんが登場しますが、眞島さんがすごく感動されていて、「本当にうれしかった」と言っていました。 この作品は、シーズン1でも度々現地の店員さんが登場されているのですが、シーズン2でも何軒か現地の店員さんが出られていて、今回はまさかの“酒造りの神様”にご本人役でご出演いただけたので、眞島さんとのせりふの掛け合いもぜひ楽しみにしていただけたら。すごくチャーミングなお方で、自然な演技をされていてほっこりしました。 ――撮影同行中、思わずその場で購入してしまったグルメはありますか? 長野・上田の「志゛まんやき」ですね。とってもおいしそうで、ついその場で買ってしまいました。周りでもすごく評判でしたね。作家さんが「食べるお汁粉」というせりふで表現していますが、ボリューミーさが普通の今川焼きとは全然違うんです。 ――料理がまさに“映える”お品書きシーンですが、演出上のこだわりはありますか? “とにかくおいしそうに見せる”ことしかないですね。これは、監督の演出領域ではありますが、おいしそうに見せるためにはどういうふうに撮ればいいのか、角度とかも含めて、いろいろとその都度ご相談させていただきながら詰めていきました。 ――最後に、最終回に向けての見どころと、視聴者に向けたメッセージをお願いします。 1話完結型ですし、眞島さんも「こんなに緩いドラマでも続編ができるんだ」と言うくらい緩いドラマではあるので、夜遅い時間ではありますが、配信も使いながら気軽に見ていただければなと思います。ご覧いただく中で「これ、おいしそうだな」と思ったら、ぜひご自身でも現地に行かれたり、ご購入いただいたりして、楽しんでいただけたらなと思います。