マッキンゼー、数百人規模の削減開始-顧客からの需要鈍化に直面
(ブルームバーグ): 米経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは顧客からの需要鈍化に直面する中、約360人の削減に着手する。
事情に詳しい関係者が明らかにしたところによれば、今回の人員削減は世界規模で実施され、デザインやデータエンジニアリング、クラウド、ソフトウエアなど、幅広い部門の従業員が対象となる。今回の人員削減は、従来のコンサルタントと共に働くスペシャリストや技術的な専門知識を持つ1万2000人の従業員の約3%に相当する見通しだと、関係者の1人が人事情報を話しているとして匿名を条件に語った。
同社の広報担当者は電子メールで、「当社は顧客の優先事項に見合う能力を強化するために投資しており、その他別な少数の能力については規模を適宜調整している」と説明、「このプロセスの一環として、その少数部分の一部で複数の人材が削減される」と続けた。
同関係者によれば、従来からのコンサルタントは今回の削減に伴う影響はない。マッキンゼーのウェブサイトによれば、従業員数は世界130都市で4万5000人余り。
原題:McKinsey Begins Hundreds of Job Cuts With Client Demand Muted(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Ambereen Choudhury, Irina Anghel