ジョコビッチがシナーを下して2年連続7度目の優勝、フェデラーを抜いて単独トップに [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
ジョコビッチがシナーを下して2年連続7度目の優勝、フェデラーを抜いて単独トップに [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月12~19日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードのヤニク・シナー(イタリア)を6-3 6-3で下して栄冠に輝いた。 ~Nitto ATPファイナルズで2年連続7度目の優勝を飾った世界ナンバーワンのジョコビッチ選手~ 第4ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したジョコビッチは第2セットも2-0とリードし、3-2のときに15-40のピンチを凌いでキープする5-3からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間43分で試合を締めくくった。 ふたりはラウンドロビン(総当たり戦)第2戦で対戦し、シナーが過去3戦全敗だったジョコビッチに7-5 6-7(5) 7-6(2)で競り勝ち初勝利を挙げていた。 グリーン・グループを2勝1敗の2位で通過したジョコビッチは、準決勝で第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3 6-2で破って2年連続9度目の決勝進出を決めていた。 同大会に6年連続16回目の出場となった36歳のジョコビッチは2年連続7度目の優勝(2008年、12~15年、22~23年)を飾り、最多記録で並んでいたロジャー・フェデラー(スイス)を追い抜いた。 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第6シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が第5シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)を6-3 6-4で倒して2連覇を達成した。 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位 <大会最終日◎試合結果|11月19日> ■決勝トーナメント|男子シングルス決勝 ○4ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[1] 6-3 6-3 ●1ヤニク・シナー(イタリア)[4] ■決勝トーナメント|男子ダブルス決勝 ○3ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[6] 6-3 6-4 ●1マルセル・グラノイェルス/ホレイショ・ゼバロス(スペイン/アルゼンチン)[5]
テニスマガジン編集部