「豆乳」と「牛乳」はどれくらい値段に違いがある?「相場」を確認してみた
豆乳と牛乳は名前が似ていることから「どちらがいいんだろう」と、漠然とした疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。豆乳は大豆が原料であり、牛乳は牛の乳のため、まったく異なる食品です。この2つは同じレシピに使われることがありますが、それぞれの違いを生かした利用をおすすめします。 本記事では、豆乳と牛乳について、値段の違いを紹介したうえで、活用できるいろいろな料理を紹介します。ぜひ、普段の食事の参考にしてください。
豆乳と牛乳の相場を確認
まずは、豆乳と牛乳の相場を紹介します。今回は、総務省統計局が毎月発表している「小売物価統計調査」のデータを活用します。 当該調査によると、豆乳1リットルパックは240円で、牛乳の1リットルパックが257円でした。結果、牛乳よりも豆乳のほうが17円安いことが分かります。しかし、販売しているお店などでの特売や割引を加味すると、双方にあまり差はないと判断できます。 ■豆乳には2種類ある 豆乳の値段とあわせて知っておきたいのが、豆乳の種類です。豆乳には無調製豆乳と調製豆乳があり、無調製豆乳は、大豆と水以外を使用していないものを指します。一方で調製豆乳は、飲みやすさを考えて、砂糖や塩、香料などを含んでいます。 なお無調製豆乳は、牛乳と比較して低カロリーで、脂質はあるものの、生活習慣病や肥満の原因となる飽和脂肪酸の含有量が低いため、ヘルシー志向の人に適しているでしょう。 参考までに、コーヒー味やイチゴ味などのジュース感覚で飲めるものは、豆乳飲料と呼ばれます。このようにひとくちに豆乳といってもさまざまなため、無調製豆乳の味が苦手な場合は、調製豆乳がおすすめです。 ■牛乳はカルシウムが豊富 牛乳は、小学校の給食で毎日出されるほど、多くの人に親しみがある食品です。牛乳はカルシウムが豊富に含まれており、農林水産省のデータによると、コップ1杯で220ミリグラムのカルシウムが摂取できます。成人の一日あたりの目標摂取量が600~800ミリグラムのため、牛乳をそのまま飲むだけでなく料理にとり入れることで、多くのカルシウムが摂取できるでしょう。 ただし、豆乳も牛乳もアレルギーの原因となる食物のため、注意が必要です。値段を気にして、体に合わない食品を摂取すると健康を害する可能性があるため、コストだけではなく、体をいたわりながら選択しましょう。