秋の干潟の風物詩「シチメンソウ」東与賀海岸で見ごろ【佐賀県】
サガテレビ
秋の干潟の風物詩となっているシチメンソウが、佐賀市の東与賀海岸で見ごろを迎えています。 【岩部記者】 「東与賀海岸です。今年も赤く色づいたシチメンソウを見ようと県内外から多くの人が訪れています」 この時期、有明海湾奥部で赤く色づき海の紅葉とも呼ばれるシチメンソウ。 塩分濃度が高い場所で育つ塩生植物で、環境省の絶滅危惧種に指定されています。 佐賀市の東与賀海岸は、1.6キロにわたる国内最大級の群生地で、毎年一面が赤く染まり訪れる人を楽しませます。 【宮崎から】 「シチメンソウを知らずに来たのでどれなのかわからなかった。海藻だと思っていたので水中にあるのかなと思って水の中を探していた」 【福岡から】 「10年以上前に来た時はもうちょっと赤かったかなと思ったんですけど。この自然を大切に残していきたいなと思っている」 シチメンソウは2018年には、原因不明の立ち枯れにより生育が心配された時期も。市の職員や地域住民による種まき、清掃活動などにより環境は改善しましたが、現在もその形跡は残っています。 今年は暑さの影響もありシチメンソウの色づきは例年と比べて良くないということですが、12月初めまでが見ごろだということです。 【シチメンソウを育てる会 石丸義弘さん】 「まだまだシチメンソウは赤く色づくと思いますので、ぜひこの機会に訪れて見ていってほしいと思う」
サガテレビ