ボローニャがCLへ(C)Getty Images

アタランタとローマによる注目の大一番は、ホームのアタランタに軍配。開始直後からアタランタが優勢に試合を進めると、18分にボックス内で切り込んだデ・ケテラーレが先制点を奪う。さらにその2分後、左サイドを連携で崩したコープマイネルスから再びデ・ケテラーレがネットを揺らし、リードを広げた。後半にはPKから失点したものの、そのまま2-1で勝利を飾っている。 また絶好調のボローニャは、昨季王者ナポリに対して開始12分までに2点を奪うと、そのまま2-0と勝利。ユヴェントスはサレルニターナと1-1の引き分けに終わった。優勝を決めたインテルはフロジノーネに5-0圧勝、ミランもカリアリを5-1で下している。 その他、鎌田大地が7試合連続で先発したラツィオは、エンポリ相手に2-0で勝利。鎌田は最初はボランチ、選手変更に伴い後半途中からトップ下にポジションを移し、随所に輝きを放った。現地メディアでも高く評価されている。 この結果、3位に浮上したボローニャ（勝ち点67）、4位ユヴェントス（勝ち点67）の5位以上が確定。来季のチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得した。ボローニャにとってはクラブ史上初のCL出場、欧州最高峰の舞台に60年ぶりに復帰している。これでインテル、ミラン、ボローニャ、ユヴェントスが来季のCL出場が決まった。 そしてCL出場権残り1枠を巡る争いだが、直接対決を制したアタランタ（1試合未消化）が勝ち点63で5位、ローマが勝ち点60で6位、ラツィオが勝ち点59で7位に。今節の結果で、アタランタが大きなアドバンテージを手にしている。

セリエA第36節 結果まとめ

フロジノーネ 0-5 インテル ナポリ 0-2 ボローニャ ミラン 5-1 カリアリ ラツィオ 2-0 エンポリ ジェノア 2-1 サッスオーロ ヴェローナ 1-2 トリノ ユヴェントス 1-1 サレルニターナ アタランタ 2-1 ローマ レッチェ 0-2 ウディネーゼ フィオレンティーナ 2-1 モンツァ