凄すぎ…究極の怪物! ”母国”が生んだ世界最高の男たち(2)美しすぎる…! 黄金の右足を持つ超ハンサム
サッカーの母国であるイングランドは、数多くの名選手を輩出している。その中でも90年台後半から00年代には「世界最高」と評価される選手達が数多く存在した。今回はイングランドが生んだ世界最高の選手についてフットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
MF:デイビッド・ベッカム(イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド) 生年月日1975年5月2日(当時23歳) 98/99シーズンリーグ戦成績:34試合6得点9アシスト イングランド代表通算115試合17得点 イングランド代表主な出場大会:1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、UEFA EURO2000、2002年FIFAワールドカップ日韓大会、UEFA EURO2004、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会 その右足から放たれたボールは美しい弧を描き、逆サイドで待ち構える味方の元へ寸分も狂いのない精度で吸い寄せられる。 この一文を読めば、もう誰のことだか分かるだろう。90年台後半から00年代のサッカーシーンにおいて、それほどの存在だったのがデイビッド・ベッカムである。 ポール・スコールズと同様にマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身のベッカムは、98/99シーズンのトレブルの最大の立役者となる。バイエルンとのチャンピオンズリーグ決勝、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムにCKから逆転となる2得点を演出。その右足の精度を世界中に見せつけ、一躍ヒーローとなった。 基本データはその98/99シーズンのもの。チームに3つのタイトルをもたらし、UEFA年間最優秀選手に輝いたシーズンだ。 ベッカムの能力で最高値となったのは「パス」だ。右サイドから独特のフォームで蹴り込むロングパスは正確無比という言葉では足りないほどの軌道を描く。たった1本のパスで世界中を沸かせることができるという点では、後にも先にもベッカム以上の選手はいないだろう。 また、ベッカムという選手を語る上で欠かせないのが「メンタル」の強さだ。前述のCL決勝に加えて、02年日韓W杯出場を決める欧州予選最終節ギリシャ戦のアディショナルタイムでの同点FK、アルゼンチン代表ディエゴ・シメオネとの因縁に終止符を打つPK弾…。極限に追い込まれた状況で苦境を覆す力を発揮できるのは強靭な精神力があるからこそ。 端正なルックスを持ちながら闘争心も併せ持ち、泥臭いプレーも厭わない守備でも貢献する。セントラルMFとしても存分に機能するスタミナと「守備力」を持っている。 02年日韓W杯を機に日本でも大ブームを巻き起こした男が一過性のものに終わらず真のレジェンドとなったのは、その最高級のプレーと熱いハートが芯にあるからだ。