『Back 4 Blood』90%オフセールを機に、Steamでのプレイヤー数に回復の兆し。2000人前後で推移していた同時接続者数が約1.4万人に増加。アップデートによる改善で再評価の声も
現在、Steamで開催中の「スプリングセール」にて、『Back 4 Blood』が90%引きの858円でセール中だ。それをきっかけとして、Steamでのプレイヤー数が急増している。 『Back 4 Blood』画像・動画ギャラリー 『Back 4 Blood』は、『Left 4 Dead』シリーズの制作陣による、最大4人でプレイできる協力型FPS。プレイヤーは仲間と協力し、人類を絶滅に追い込もうとする敵「リドゥン」の脅威に立ち向かう。 本作は『Left 4 Dead』シリーズのように、プレイするたびにマップや敵の配置がランダムに生成され、毎回異なるゲーム体験ができる。また、ローグライトなカードシステムを特徴としており、プレイスタイルやキャラクターの特徴に合わせて、様々なビルドを構築可能だ。4人協力プレイのストーリーキャンペーンのほか、人類とリドゥンで分かれて戦う4v4の対戦プレイも用意されている。 2021年10月にリリースされた本作は、Steam上で一時は6万人以上の同時接続者数を集めていたが、その後プレイヤー数は減少。今回のセール前では、おおよそ1000~2000人程度で推移していた。 Steamでのレビューも、4万件近いレビューのうち66%が好評の「賛否両論」の評価となっている。レビューによれば、主に難易度バランスやゲームのパフォーマンス、不具合などがマイナス評価となったようだ。 『Left 4 Dead』シリーズの精神的続編として注目されていた本作だが、その期待に応えられたとは言い難い。こうした不振を受けてか、2023年2月には開発元の「Turtle Rock Studios」より突然の開発終了が告知された。 風向きが変わったのは、今年のSteamスプリングセールの開催だ。Steam上では史上最安値となる90%オフの858円という値段につられてか、3月15日のセール開催日を境としてプレイヤー数は徐々に増加。記事執筆現在では最大で14000人以上のプレイヤーを集めている。 また、レビューについても、直近30日のレビューでは約660件のレビューのうち70%が好評の「やや好評」と評価が持ち直している。レビューの中では、理不尽とも思われた難易度の緩和や、様々なカードのバランス調整などを改善された点として挙げている人が多く見られる。開発のさまざまな改善・アップデートが1年越しに再評価されている形となっているようだ。 「フレンドとのプレイ推奨」など、マルチプレイでのコミュニケーション問題についても指摘する声は多いが、ゲームに人が戻ってきている今が本作をプレイするチャンスとも言える。興味を持った方や、プレイをやめてしまった方は、この機会にぜひフレンドをお誘いの上プレイしてみてはどうだろう。 本作『Back 4 Blood』は90%オフの858円、3つのDLCやキャラクターのスキンなど、追加要素をすべて含んだ『Back 4 Blood Ultimate』は90%オフの1243円となっている。
電ファミニコゲーマー:Grezzz
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