「善意の塊のような素敵な物語」神社がSNSで「THE ALFEE 結成50周年ライブチケット」の持ち主捜索→開演ギリギリで持ち主の元へ→ALFEEからお礼届く
ある神社で見つかった「とんでもない落とし物」をきっかけに巻き起こった騒動が、「善意の塊のような素敵な物語」だと多くの人を感動させています。 【画像】THE ALFEEから届いた「お礼のお菓子」(華麗なる一族 THE ALFEE ピーナッツ揚げ)を見る
話題になっているのは、東京・上野東照宮で発生した落とし物にまつわる騒動。神社の授与所に1枚のチケットが落とし物として届けられました。 チケットの詳細を確認すると、なんと「THE ALFEE」の結成50周年を記念したライブツアーのチケットでした。言わずと知れた「THE ALFEE」、さらに「50th Anniversary(50周年)」の文字を見れば、ファンにとって一大イベントであることは明らか。 事情を察した上野東照宮の関係者は、日頃からお守りや御朱印などのお知らせに活用していた公式Xアカウント(@uenotoshogu)を使って、持ち主の捜索を行うことにしました。
6月5日に発見時(6月3日)の詳細を添えて、チケットに心当たりのある人は連絡してほしいと呼びかけたところ、投稿は約3万7000回もリポストされ、ファンを中心に拡散された投稿は1400万回もの閲覧数を記録しました。 その後、上野東照宮は関係する企業にコンタクトを取り、落とし物として預かっていることを持ち主に伝えてもらうよう依頼。しかし、本人と連絡がつかなかったとのことで、あとはXで持ち主が気がついてくれることを祈るのみでした。
捜索開始から数日が経っても持ち主は現れず、上野東照宮は最寄りの交番に拾得物として届け出ることにしました。 もはやこれまで……と誰もが諦めていたところ、6月12日になって持ち主から連絡が! 知人からXで話題になっていることを伝え聞いたそうです。チケットは持ち主の元に戻り、無事にライブにも間に合ったのだとか。 連絡を受け上野東照宮は、「チケット販売関係者やチケットを失くしたことのある人のアドバイスが大いに参考になった」と添えつつ、「お心のこもった御礼の言葉を頂戴しました。皆様のおかげです。本当にありがとうございました」と報告しました。