白河実8年ぶり16強 八代、2戦連続完投 124球に続き133球 秋季高校野球福島県大会(9月15日)
▽2回戦 白河実3―2修明 白河実の先発八代琉優斗は2戦連続の完投で、チームを2016(平成28)年以来8年ぶりの16強に導いた。12日の勿来工戦は124球、この日は133球を投げ「さすがに疲れた。直球が前回よりも走っており、調子は良かったと思う」と達成感をにじませた。 得点圏に走者を背負いながら本塁を踏ませない粘りの投球が光った。七回に1点を返されると、九回にも力みから制球を乱し、犠飛で1点差に詰め寄られた。続く2死満塁のピンチ。相手の4番を速く曲がるパワーカーブで中飛に打ち取った。雄たけびを上げ、力強く拳を握った。 昨秋の県大会初戦でも先発したが、大量失点し4―25で敗れた。悔しさを胸に下半身を徹底的に鍛え、安定感のあるフォームを身に付けた。「投打両方で活躍したい」と3回戦を見据えた。