阿川佐和子さん 生島ヒロシのラジオで父・阿川弘之さんについて熱弁「葬式、お別れ会は一切するなと」
作家でエッセイストの阿川佐和子さんが3日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜・前5時)にゲスト出演した。 阿川さんは、178万部を記録したベストセラーエッセー「聞く力」のシリーズ最新作「話す力」(文春新書)を昨年12月に発売し、好調な売れ行きを示している。 「山本五十六」や「春の城」などの著書で知られる、作家で父親の阿川弘之さん(享年94)の思い出話になると、阿川は「父は、私が若い頃から夜になると酔っぱらった勢いで『オレが死んでも通夜、葬式、お別れ会の類は一切するな。香典をもらってはならぬ。花ももらってはならぬ』って言うから、『香典ぐらい、いいじゃない』って言ったら『ふざけるな』って怒って」と振り返った。 続けて「お前たちに遺産を残すとろくなことにはならないから、オレが全部使って死ぬって言ったんですよ」と笑い「客船クルーズみたいな趣味を。母と2人で地中海クルーズに行ったり、『使ってやる。使ってやる』って言いながら母と旅行して。そしたら90近くまできたら『ちょっと使い過ぎた。こんなに長生きする予定ではなかった』と」と父親について熱く語っていた。 エピソードには、パーソナリティーの生島ヒロシも声を上げて大笑いし、「確かに何歳まで生きるか分かんないからね」と語った。 そのほか、結婚7年になる夫との生活などについて盛り上がった。
報知新聞社