学校の枠超え高校生10人が地域課題や魅力考える 館山で「安房六軒高校」始まる(千葉県)
高校生が学校の枠を超えて集まり、地域の課題や魅力について考える活動「安房六軒高校」の初回が18日にあった。高校生10人が、館山市北条のジビエレザー工房「atelier lab.伝右衛門製作所」を訪問し、地元の里山について学んだ。 安房六軒高校は、館山市が2022年度に策定した「館山リノベーションまちづくり構想」に掲げた「若者が戻ってきたくなるまちづくり」の取り組みの一つ。高校の垣根を越えて同世代の仲間たちが集まり、自分たちが暮らすまちについて知り、考え、行動するようなきっかけの場を提供している。 毎年異なるテーマで活動しており、今年は「知らない世界を学びにいこう!」がテーマ。全3回で里山、まち、海をフィールドに活動する大人たちから学ぶプログラムとなっている。 初回となったこの日、一行は、ジビエレザー工房を営む大阪谷未久さんから、里山の現状やジビエレザーについて講義を受けた後、ジビエレザーを使ったノート作りのワークショップを行った。 参加した高校生は「自分が知らない館山の魅力について知ることができて良かった。もっといろいろな方面からも館山について知れるといいなと思った」「ジビエレザーで物を作ることが初めてで、いい経験になった。他にも大阪谷さんの話を聞いて館山についてもっと知ることができました」と感想を話していた。 次回は、11月2日に房州日日新聞社の本間裕二社長を講師に、「駅前とまち歩き」をテーマに開催を予定している。