肉肉大米の和牛チーズハンバーグ＝25日、沙田（ＮＮＡ撮影）

　外食大手の物語コーポレーション（愛知県豊橋市）は、ハンバーグ専門店「肉肉大米」の香港１号店を10月３日に新界地区・沙田の商業施設「新城市広場（ニュータウンプラザ）」でオープンする。「挽（ひ）きたて、焼きたて、炊きたて」の肉とご飯を提供するライブキッチンを売りに、香港での店舗拡大を目指す。 　１号店は約40席。調理スペースを取り囲むようにカウンター席が設けられ、全ての席からハンバーグの調理風景を見ることができる。レギュラーメニューは和牛ハンバーグ、和牛チーズハンバーグのセットが95～140HKドル（約1,760～2,600円）、期間限定メニューは和牛カニハンバーグセット（110～140HKドル）などとなっている。 　香港人の味覚に合うよう、ハンバーグの酸味と甘みを調整したほか、香港でよく使われるソース「沙茶醤」、塩こしょう、マスタード、ガーリックペッパーソース、焼き肉ソースなど８種類の調味料を座席に備えた。 　25日にはメディア関係者やインフルエンサーら約30人を招いた試食会を行った。香港での運営を担う子会社、物語香港の高泓諾（ケビン・コウ）運営マネジャーは「香港で注目を集める自信がある」と期待を示し、３～４年以内に肉肉大米を香港で10～12店舗まで拡大する目標を掲げた。 　物語コーポレーションは中国本土で肉肉大米を16店舗展開。アジアを中心に海外事業を加速する方針を示していた。