【特集】オリックス・バファローズ 山本由伸&頓宮裕真 リーグ3連覇の立役者 “奇跡のお隣さん”コンビ(読売テレビ「あすリートPlus」)
◆パ・リーグ3連覇に貢献した投打のキーマン 山本由伸投手・頓宮裕真選手
9月20日、ペナントレースの首位を走っていたオリックスは、2位ロッテと対戦しました。2点を追う7回に5本のタイムリーが飛び出し、打者一巡の猛攻で劇的に試合をひっくり返し、見事勝利。本拠地京セラドーム大阪で、地元のファンに胴上げを見せることができました。レギュラーシーズンで2位に15.5ゲーム差という圧倒的な強さで、3年連続15度目のリーグ優勝を果たしました。 3連覇の立役者となったエース山本由伸投手とリーグ首位打者の頓宮裕真選手。“奇跡のお隣さん”バッテリーの活躍を振り返ります。 番組テーマソング「証拠」がBGM!林 琴奈(JTマーヴェラス)
◆3年連続“投手4冠” 大エース山本由伸投手 フォーム大改造でメジャー目指す
最優秀防御率、最多勝利、最多奪三振、最高勝率の“投手4冠”に3年連続で輝いたオリックスの絶対的エース・山本由伸投手、25歳。公の場で初めてメジャーへの思いを語ったのは、去年のシーズンオフでした。 (山本)「メジャーリーグは野球界のトップのリーグで、1番の舞台なので、そこでやりたいという気持ちはもちろんあります」 メジャー移籍を視野に入れた今年2月の宮崎キャンプでは、フォームを大きく改造。昨シーズンは左足を上げ切ったところで“ため”を作り、一気に押し出していましたが、今年は左足をあまり上げず、前に踏み出して投げています。体への負担が少ない自然なフォームへと変更しました。“築いてきた投球のバランスが崩れるのではないか?”。そんな周囲の不安を、本人は一蹴しました。 (山本)「とにかく伸びのあるボールを、腕の振りじゃなくて体重移動でしっかり作ろうとしています。自分が投げた感覚よりスピードが出ているのを感じるので、ただのアップデートです」 エース山本投手は、あくまで自然体を貫き、自らの進化を目指しました。世界一に輝いた3月のWBCでは2試合に登板し、優勝に貢献しました。 4月のシーズン開幕後は、先発ローテーションの柱として圧巻のピッチングを披露。新しいフォームでパ・リーグの猛者たちを捩じ伏せました。 9月9日のロッテとの対戦では、力強いストレートと変化球が冴え渡り、ノーヒットノーランを達成。2年連続の快挙で、チームを優勝へと加速させました。 (山本)「もっともっと頑張って、フォアボールを出さないように。高みを目指して頑張ります」