猫がお風呂についてくるのはなぜ? 獣医師に聞いてみた
お風呂に入ろうとすると、愛猫がついてきたり、お風呂の前で待っていたりすることはありませんか? 今回は、猫がお風呂についてくる理由などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生にお聞きしました。 【写真】じっと見つめるアメリカンショートヘア
猫がお風呂についてくる理由は?
――猫がお風呂についてくる理由を教えてください。 岡本先生: 「猫がお風呂についてくるのには、さまざまな理由が考えられます。たとえば、音や動く影が面白い、飼い主さんが何をしているのか気になるといった好奇心や、飼い主さんと一緒に行動したい・そばにいたいといった気持ち、また、水や大きな音が苦手な猫は飼い主さんを心配している場合も。そのほか、遊びたい・ゴハンがほしい・かまってほしいなどの要求をしている可能性もあるでしょう」
お風呂の前で待っている猫の心理は?
――お風呂の前で待っている猫もいるようですが、この場合、どのような理由が考えられますか? 岡本先生: 「水が苦手だったり音が怖かったりして警戒心はあるけれど、飼い主さんが気になる・そばにいたいなどの葛藤があるのではないでしょうか。もしくは、扉に映っている動く影や、扉に水が当たったり流れたりしているのを見ているのが楽しいのかもしれません。また、飼い主さんからかまってもらえる機会や、気付いてもらえる機会をただ待っている場合もあるでしょう」
不安でついてくる猫もいる?
――飼い主さんと離れることに不安を感じ、お風呂についてくる猫もいると聞きました。このような場合、飼い主さんはどう対応すればよいのでしょうか。 岡本先生: 「ずっと一緒にいると、離れたときに不安を感じる猫も多いです。そのため、日ごろから家の中でも、あえて別々に過ごす時間をつくることが大切かと思います」 猫の気持ちを考えたうえで、今後の対策を検討するといいですね。 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/岩井まどか ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年11月時点の情報です。
ねこのきもちWeb編集室