55歳の会社員です。夫婦でがんばって「貯蓄3000万円」を達成しました!平均より多い方ですよね?
2024年1月17日、日本銀行より「生活意識に関するアンケート調査(第96回<2023年12月調査>)の結果」が公表されました。 【円グラフで「50歳代の貯蓄額」をすべて見る】平均・中央値はいくら?(出所:金融広報中央委員会など) これによると、1年前と比べて収入が「減った」と回答した人が31.7%、「変わらない」と回答した人が54.6%と、賃上げの動きが見られる中、「増えた」と回答した人は1割程度であることが分かりました。 一方で、1年前と比べて支出が「増えた」と回答した人は57.8%と6割を占めています。 増えない収入・増える支出という厳しい状況の中ですが、迫る老後に向けてコツコツと貯蓄を進めている世帯もあるでしょう。 貯蓄額の目標を立てる際に目安となるのが、同年代の貯蓄額です。 自分と同年代の周囲がどれくらい貯蓄を保有しているかを知ることで、具体的な貯蓄の目標金額を決めやすくなるでしょう。 今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【50歳代・二人以上世帯】貯蓄3000万円以上は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄3000万円以上」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 ・10.8% ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1253万円 ・中央値:350万円 貯蓄3000万円以上は約1割となりました。
【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。 ●【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合 ・14.3% ●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1684万円 ・中央値:810万円 貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄3000万円以上は14.3%。 平均は1500万円ですが、より実態を反映すると考えられる中央値は810万円です。貯蓄を進めている50歳代・二人以上世帯の貯蓄額は810万円程度が標準的な金額と考えて良いでしょう。