【今秋のオトク食材】野菜はハクサイ&ダイコン!魚はサンマ&ブリ!プロおすすめの食べ方は?円高傾向で輸入肉が安くなる可能性も
【魚】お買い得はサンマ&ブリ “一尾まるごと買い”がオススメ!
続いて、この秋の魚の価格。 ▼平年より高い:サケ・イクラ ▼お買い得:サンマ・天然ブリ (元水産庁・ウエカツ水産代表取締役 上田勝彦さんによる) 品質のブレや漁獲量低下により、サケの値段が上がっているそうです。一方、お買い得なのは、去年高かったサンマ。サイズは今がピークで、今後小さくなっていくため、食べるなら今がチャンスだそうです。 また、天然ブリもお買い得です。海の環境変化により、冬だけではなく通年漁獲できるようになっています。今の時期のブリはまだ脂が乗っていませんが、この先気温が下がってくると脂が乗ってくるということです。 上田さんによると、今ブリを食べるなら「唐揚げ」がオススメとのこと。ビタミン類が豊富で、脂が乗っていなくてもおいしいということです。
そして今、非常に安くなってるのが、北海道で大繁殖している「オオズワイガニ」です。ズワイガニと比べて味は劣らず、値段は半額ほど。漁業組合のオンラインショップやふるさと納税の返礼品などにも入ってきているそうです。 また、魚を買う際には「切り身ではなく一尾」で買うのがオススメだと上田さんは言います。物価上昇の波の中で、刺し身・煮つけ・アラなど、さまざまな部位を使うことで、食卓を彩りながら出費も抑えられるかもしれません。一尾を購入して、その場でおろしてくれる店も増えてきているので利用してみてはいかがでしょうか。
「値下げブーム」は客離れ阻止の戦略? 円高傾向で輸入肉の価格下がる?
物価高が続いていますが、最近になって実は「値下げの波」も来ています。経済ジャーナリスト・荻原博子さんによると、「値上げを続ければ消費者が離れる。今は客離れを阻止するための戦略として値下げを行っている」とのこと。 ▼吉野家:10月9日から1週間限定で100円引き→並盛398円(税込み)、 ▼松屋:50円引きクーポン→1週間限定でアプリなどで配布 ▼すき家:80円引きクーポン→1週間限定でアプリなどで配布 ▼イオン「トップバリュ」:9月から19品目値下げ(ヌードルビッグ192円→181円(税込み)、えびチップス213円→192円(税込み))
荻原さんによると、少し前に比べると円相場が円高傾向で推移していて、コストが抑えられたり、輸入肉の価格が下がったりする可能性があるということです。 最後に、荻原さんの見立てでは、石破政権発足で景気が良くなる見通しはなく、給料が上がる見通しもないとのことです。そうした中でも、おいしく、賢く、秋冬を乗り越えましょう。 (2024年10月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)