草笛光子主演映画『九十歳。何がめでたい』唐沢寿明・藤間爽子・木村多江・真矢ミキら出演
直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子氏のエッセイ集を、草笛光子主演で実写映画化した『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)の特報映像、メインキャスト、ティザービジュアルが解禁となった。 【動画】草笛光子主演映画『九十歳。何がめでたい』特報 老後の諸問題をユーモアを交えながら描いた『老後の資金がありません』(21年)の前田哲監督による本作は、主人公の愛子が、作家生活を引退し来客もなくなり鬱々と過ごしていたところに、時代遅れな中年の編集者・吉川真也(きっかわ・まさや)がエッセイの依頼を持ち込むところから始まる物語。 愛子の連載を担当する編集者・吉川を演じるのは、唐沢寿明。「何か自分にできる事はないかと思い、出演を決めました。この物語のモデルになった佐藤愛子先生は、はっきりものを言う方なのだろうと思います。体裁を気にすることが多いこの世の中だからこそ、先生のような方が支持されるのではないでしょうか。そして佐藤先生役を草笛さんが、非常にチャーミングかつエネルギッシュに演じられています。その姿をぜひ劇場で、目に焼き付けてください」とコメントを寄せている。 特報は、連載を依頼する編集者・吉川に対し「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者・吉川のお互い一歩も譲らない”頑固者”同士の攻防が繰り広げられるコミカルな場面が映し出された映像となっている。 唐沢とともに発表となったメインキャストは、愛子の娘・杉山響子役の真矢ミキ、愛子の孫・杉山桃子役の藤間爽子、吉川の妻・麻里子役の木村多江、吉川の娘・美優役の中島瑠菜ら。ヤケクソで始めた連載で、世の中を痛快に一刀両断していく90歳の作家・愛子と関わる中で、彼らの人生はどうなっていくのか? あわせて解禁となったティザービジュアルは、赤い背景に金の紙吹雪、のしや水引といった”おめでたい”アイテムが随所に散りばめられる中、『九十歳。何がめでたい』のタイトルと共に、今にも飛び出して来そうな勢いで「いちいちうるせぇ!」と威勢よく啖呵(たんか)を切る主人公・佐藤愛子(草笛)の姿を写した、ユーモアあふれる仕上がりとなっている。