日テレ「24時間テレビ」が握る旧ジャニーズ勢の命運 登場なら各局で起用加速へ 苦しい時の〝お互いさま〟関係は維持
今年8月31日~9月1日に放送される日本テレビの「24時間テレビ」のメインパーソナリティーの人選が注目されている。旧ジャニーズ事務所の体制が一新したのをきっかけにパーソナリティーの顔ぶれも変わるかと思われたが、例年のように旧ジャニーズのタレントが起用される可能性も指摘されているのだ。 【写真】昨年の「24時間テレビ」でメインパーソナリティーを務めたなにわ男子 「5月末の日本テレビの定例会見ではメインパーソナリティーは発表されませんでした。例年ならば、この時期には公表されているので、今年は難航していると言わざるを得ません」とテレビ誌編集者は話す。 「24時間テレビ」のメインパーソナリティーといえば、1997年にKinKi Kidsの2人が起用されて以降、旧ジャニーズのタレントが務めてきた。いわば、番組の顔だった。 「昨年の故ジャニー喜多川氏の性加害報道以降、番組やCMへの旧ジャニーズタレントの起用が見送られるようになりました。事務所の体制が一新したことで、起用のハードルは民放は緩やかになりましたが、NHKはいまだに厳しい姿勢を崩していません。それだけに日本テレビの対応が注目されているのです」と先のテレビ誌編集者は話す。 そんな中、あるプロダクション関係者はこう話す。 「日本テレビは、24時間テレビには旧ジャニ勢を起用したい思いがあります。『セクシー田中さん』問題の後、急遽予定を変更して製作したドラマにも旧ジャニ勢を起用しています。厳しいときに、日テレは助けてもらった、旧ジャニーズ側は仕事をもらったという〝お互いさま〟の関係を維持している。すでに24時間テレビでも、いくつかの若手グループの名前が挙がりましたが、まとまっていない。過去にも何度かあったようにユニットの形も検討されたようですが、こちらもうまくいっていない。しかし24時間テレビで旧ジャニ勢が登場することになれば、雪崩を打って各局で旧ジャニ勢起用の動きは今まで以上に加速するでしょう。24時間テレビがその命運を握っているのです」 メインパーソナリティーはそろそろ発表されることになりそうだ。