キヤノンメディカルシステムズとオリンパスが超音波内視鏡システムで協業
キヤノンメディカルシステムズとオリンパスは15日、超音波内視鏡システムに関して協業することに合意したと発表した。 超音波内視鏡検査(EUS)で使用する超音波診断装置をキヤノンメディカルシステムズが開発・生産し、オリンパスが販売する。販売は、日本は6月、欧州は1~3月を予定している。将来は米国などグローバルに展開していく。 キヤノンメディカルシステムズのEUS領域向け超音波診断装置とオリンパスの超音波内視鏡を組み合わせ、高画質診断を可能とする製品を市場に提供し、特にこれまで早期発見が難しく、生存率が低いすい臓がんへの診断性能の向上に貢献する。 両社は培ってきた技術を掛け合わせて、EUSにおける技術革新・更なる診断性能の向上を目指す。 同日の記者会見で、オリンパスのフランク・ドレバロウスキー最高内視鏡事業責任者は「それぞれのもつ専門性と今までの英知を結集することで、最高の製品を医療業界と患者に提供できる」と話した。 キヤノンメディカルシステムズの滝口登志夫社長は「これまで手掛けていなかった超音波内視鏡という新たな領域での知見を取り入れることで、当社の超音波技術も医療への貢献を果たすことができると大きな期待をしている」と強調した。
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