米為替報告書 日本は「監視リスト」継続 操作国の認定なし
[14日 ロイター] - 米財務省は14日、半期ごとの外国為替政策報告書を公表し、主要貿易相手国による為替操作はなかったとの見解を示した。同報告書は、バイデン政権としては最後となる。 為替操作をしていないか注視する「監視リスト」には、引き続き日本を含めた。このほか、中国、韓国、台湾、シンガポール、ベトナム、ドイツの計7カ国が入った。前回からはマレーシアがリストから抜け、韓国が新たに加わった。 主要貿易相手国を為替操作国と認定するには、3つの基準を満たす必要があり、年間150億ドル以上の大幅な対米貿易黒字、国内総生産(GDP)比3%以上の経常黒字、持続的で一方的な為替介入という3つのうち2つの基準を満たした場合、自動的にリストに追加される。