社会問題に貢献!人気店のパンやスイーツをお得に買える「フードロス対策アプリ」を紹介
節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。 ◇ ◇ ◇
フードロス削減アプリとは
フードロスを削減するために、企業と消費者をつなぐアプリやサービスがあり、一般的にはフードシェアリングアプリと言われています。フードシェアリングアプリには2つのタイプがあり、賞味期限が近くなってしまった商品を安く提供する「通販タイプ」とレストランといった飲食店やパン屋さんなど店舗へ直接出向いて安く購入できる「店舗タイプ」があります。 「通販タイプ」のアプリ 賞味期限が近い商品や、季節商品、規格外の訳あり品が売られており、店頭に並べることができなくなったものです。賞味期限については、「3分の1ルール」といった食品の流通過程があり、賞味期限を製造者(メーカー・卸)、販売者、消費者の3者に3分の1ずつ割り振り、卸から賞味期限の3分の1の時点までに小売りに納品されなかった品物は、メーカーに返品されます。 販売者が賞味期限の3分の2の時点で販売できなかった品物は卸に返品されます。つまり残りの3分の1が、消費者の賞味期限までの期間となりますが、このルールでは賞味期限前の品物が返品され廃棄されている可能性があり、無駄を生じさせていると考えられます。このような商品を取り扱うアプリやWebサイトには以下のようなサービスがあります。
主な通販タイプのアプリ
■Kuradashi(クラダシ) 食品だけではなく、飲料やお酒、日用品なども販売されています。「自分で作る!フードロス削減BOX」は、3980円以上かつ10キログラム以内で、好きなアイテムを選べます。また、売り上げの一部で社会貢献活動が支援される仕組みです。
■Let(レット) 食品の規格外品、見切り品、賞味期限の近い商品など「訳あり」品が売られている食品ロス削減アプリ。会費は無料ですが、ポイント還元率がUPしたり、送料が実質無料となるプレミアム会員もあります。(月間プラン490円、年間プラン4800円)2024年2月現在)。