渡辺雄太 Bリーグ入り決断、争奪戦必至…決め手は「僕を本気で欲してくれるチームを」
NBAで6季目のシーズンを終えた渡辺雄太(29)が21日、会見を行った。 20日に自身のSNSでライブ配信し、来季のBリーグ入りを表明。複数の関係者の話を総合すると、既に20近いクラブが獲得に興味を示しており、争奪戦が繰り広げられることは必至となっている。Bリーグ入りを決断した理由を「シンプルにバスケットが大好きだから。試合に出たい」と説明していた。 【写真】妻の久慈暁子、フジ三上アナとLAで再会!貴重ショットな3ショット 会見で、今後参加するチームの決め手について「いろんな要素が含まれてくる。これから細かい部分に関してはエージェントと話をしながらやっていきたい。僕が今思っているのは、僕を本気で欲してくれるチームを」と述べた。「今の僕を見て、欲しいと思う熱量を持ってくれるチームに全力を注ぎたい」と語った。 今季は2年契約を結んだサンズでシーズンをスタートしたが、出場機会を伸ばせず、今年2月にトレードで18~19年以来となるグリズリーズに復帰。3月1日の試合を最後に手首の負傷で離脱し、終盤は「個人的な理由」でコートに立たず、22試合連続欠場でシーズンを終えた。 ライブ配信で「個人的な理由」については「メンタル的なことでお休みをもらってました」と明かした。 グリズリーズ復帰後、初出場した試合で大きな手応えをつかみながら、次の試合の前にコーチに「ユウタ、この試合出ないよ」と言われて大きなショックを受けた。出番なく試合を終えてホテルに戻ると、「引くくらいワーっと泣いて。体中の水分が全部出たんじゃないかというくらい泣いた」と言う。その後、体の異変にも見舞われた。 現状は「メンタルは凄く回復しているし、五輪があるということで練習はずっとやっていた。体の調子としてはむしろいい」と説明していた。 ◇渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年(平6)10月13日生まれ、香川県出身の29歳。香川・尽誠学園高時代に全国選手権で11年から2年連続準優勝。米ジョージ・ワシントン大を経て18年にグリズリーズと契約し、日本人2人目のNBA公式戦出場を果たした。21年東京五輪では日本代表の主将を務めた。妻はフリーアナウンサーの久慈暁子。身長2メートル6、98キロ。ポジションはスモールフォワード。