「掘り出し物」になった…?オフに戦力外の有望株(1)巨人入りで”大ブレイク”は
プロ野球の世界では、ドラフト会議を経て新しく球界に入る選手が誕生するが、現役引退や戦力外通告など、球界を去る選手もいる。しかしながら、戦力外となった選手の中には、他球団への移籍を機に飛躍を遂げる事例もある。今回は、昨オフに戦力外通告を受けた若手の中で、抜群のポテンシャルを秘める選手を紹介したい。
舟越秀虎
・投打:右投両打 ・身長/体重:182cm/71kg ・生年月日:2001年8月23日 ・経歴:熊本・城北高 ・ドラフト:2019年育成選手ドラフト5位 非公式戦では韋駄天ぶりを遺憾なく発揮していた舟越秀虎。高卒4年で戦力外通告を受けたが、新天地で支配下契約を目指すこととなった。 熊本・城北高では、3年夏に左翼のレギュラーとして熊本県大会に出場。然し目立った実績は残せず、チームも3回戦敗退という結果となった。 その後、プロ志望届を提出すると、福岡ソフトバンクホークスに育成選手ドラフト5位指名を受けてプロ入りを果たした。 ソフトバンクでは三軍が主戦場となった。2022年に二軍戦へ初出場。翌2023年はファームでの出番はなかったが、非公式戦で90試合に出場して68盗塁をマーク。持ち前の快足を見せつけた。 しかし、打撃面では結果を残せず、同年オフに戦力外通告。現役続行を希望したのち、読売ジャイアンツが獲得に乗り出し、再び育成選手として契約した。 今季は二軍戦で出場機会を得ており、打率こそ2割台前半ながら、すでに2桁盗塁を記録。盗塁成功率も10割を誇るなど、支配下奪取へ向けてアピールしている。
ベースボールチャンネル編集部