重量制限を大幅超過…52tのトレーラーが高速道を走行 「極めて悪質」ネクスコ中日本が福井県警に告発
日本高速道路保有・債務返済機構と中日本高速道路金沢支社は3月13日、福井県敦賀市の北陸自動車道で車両総重量制限の2倍を超えて大型トレーラーを通行させたとして、道路法違反(重量超過車両)の疑いで高知県の運行会社と男性運転手を福井県警高速隊に告発した。 同支社によると、中日本高速道路が福井県警に告発するのは初めて。高速隊は同日、告発状を受理した。 機構や同支社によると、昨年9月7日、敦賀インターチェンジ(IC)の入り口を通過した大型トレーラーの重量を計測したところ、車両総重量の制限である25トンを大幅に上回る52・15トンあった。トレーラーは木材を積載していた。制限外で通行するための許可も得ておらず「極めて悪質な違反」としている。 機構や高速道路各社は、道路の保全や交通の危険防止のため、車両総重量が制限値の2倍を超過する違反に対しては告発する方針。
福井新聞社