平和大通りに自転車専用道 広島市が整備開始 ルート上の巨木を伐採
広島市は24日、市中心部の平和大通りで自転車専用道の整備を始めた。まず25日までの2日間で、ルート上の中区小町にあるメタセコイア3本を伐採する。来年1月に、白神社前交差点から東の両側約100メートルの工事に本格的に着手する。 【動画】平和大通りでメタセコイア伐採 自転車専用道の整備着手(広島市中区) 3本は高さ約25~30メートルで幹の周囲は約1・8~2・2メートル。市が1983年に植えた。初日は歩道を通行止めにし、作業員が木に登って上部からチェーンソーで複数回に分けて切断。クレーンで順次、地面に下ろした。 伐採を見詰めた中区の男性(71)は自転車道の整備に理解を示しつつ「倒木の恐れがない木も切るのか」と驚いていた。市は幹をベンチなどへ再利用する考えでいる。 計画では、全長約4キロの平和大通りのうち中、西区の約3・5キロの両側に、歩道を幅2メートル以上確保した上で、幅2メートルの自転車専用道を設ける。冬の街を光で彩るひろしまドリミネーションが11月15日~来年1月3日にあるため、電飾などの撤去後、市は根などを取り除いて、工事を進める。来年度にかけて平和大橋東側、2026年度以降に西側の整備を予定する。
中国新聞社