石川遼、5年ぶり「日本プロ選手権」Vへ「いいゴルフができれば」 ツアー通算20勝も王手/国内男子ゴルフ
男子ゴルフの国内メジャー第2戦「日本プロ選手権」は4日から4日間、岐阜・富士カントリー可児C志野(第1、2日目は7164ヤード、パー71)で行われる。2週前の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品」で1年7カ月ぶりのツアー通算19勝目を挙げた石川遼(32)=CASIO=は、インの9ホールを回って調整。通算20勝の節目を前に、平常心で5年ぶりの頂点を狙う。 34度まで気温が上昇した岐阜県可児市。今季2戦目の国内メジャーを前に、石川は汗をぬぐい、表情を引き締めた。 「コースに対して注意すべきところを注意しながら、いいゴルフができれば」 会場の富士カントリー可児C志野では、メジャーも含め、男子のレギュラーツアーでは今大会が初めて。プロ17年目の石川も初めて回るコースで、「ドッグレッグが多いので、クラブ選択と(ティーショットで打つ球の)ラインを信じることが大事になる」と攻略の鍵を示した。 6月の国内メジャー「BMWツアー選手権森ビル杯」は、フェアウエーが狭く、苦手としていた茨城・宍戸ヒルズCCを攻略して2位。2週前の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品」では、通算21アンダーで1年7カ月ぶりの優勝を飾った。 ツアー史上12人目の通算20勝に王手を懸けている。「何回勝てるかを考えるより、自分を高めて、勝率をどれだけ上げられるかにモチベーションを感じている」と石川。平常心でビッグタイトルをつかむ。(鈴木和希)