シンボルの2階建てバスも装い新たに 高級あんパン専門店がリニューアル
長野県伊那市の菓匠Shimizuの「名もなきパン職人」
洋菓子店経営の菓匠(かしょう)Shimizu(伊那市)は18日、伊那市上牧の本店隣にある同店のベーカリー部門「名もなきパン職人」をリニューアルオープンする。高級あんパンの専門店だが、クロワッサンなどパンの種類を増やした。店舗として使うバスも青と黄の新たな装いとなった。 【写真】目玉はパティシエの自信作「バリもちっ」クロワッサン 「名もなきパン職人」は2021年に開店。あんこと餅の卸業として創業したShimizuが75年以上作り続けてきたあんこを使い、あんパン3種類を販売してきた。 パティシエの技術を生かしながらパンの種類を増やそうと、昨年12月から「名もなきパン職人」を一時閉店してパンの開発に取り組んだ。パイ生地を作る技術を応用した「極みクロワッサン」は通常よりも層を重ね、外はバリバリ、中はもちっとした食感。他にもミルフィーユ食パンなど計10種類ほどを販売する。 店舗として使うバスは、ロンドン名物のバスをイメージした赤から色を塗り替えた。「とにかく目立つ色にしよう」と販売所の1階部分を青、イートインスペースの2階部分を黄に塗装。ケーキの箱をイメージしリボンを描いた。 清水慎一社長は「今まで食べたクロワッサンの中で一番うまい」と新商品に自信を示す。「時間をかけて研究、開発したパンをぜひ食べてほしい。バスは店の大きな看板的な存在になればいい」と期待する。毎週木、金、土、日曜の午前10時開店。売り切れ次第終了。