堺市・父弟殺害 1審で無期懲役の49歳女の控訴審が即日結審 判決は4月26日
堺市で2018年、父と弟を殺害した罪などに問われ、1審で無期懲役を言い渡された女の控訴審初公判が開かれ弁護側が改めて無罪を主張、検察側は死刑を求め、即日結審しました。 1審の判決によりますと、足立朱美被告(49)は2018年、堺市中区の実家で父親の富夫さん(当時67歳)に多量のインスリンを投与して殺害したほか、弟の聖光さん(当時40歳)を練炭自殺に見せかけ、一酸化炭素中毒で殺害したとされています。 1審で足立被告は黙秘し、弁護側は無罪を主張した一方、検察は死刑を求刑し、大阪地裁は無期懲役の判決を言い渡し双方が控訴していました。 24日始まった控訴審で、検察側は「無期懲役の量刑は不当である」として死刑が妥当であると主張し、弁護側は「1審の判決には事実誤認や法令違反がある」などとして無罪を主張しました。 大阪高裁が双方から新たに提出された証拠や証人尋問の請求を全て却下したため、控訴審は即日結審しました。 判決は4月26日に言い渡される予定です。
ABCテレビ