列車接触受け芦野公園の危険木伐採
10月に青森県五所川原市金木町の津軽鉄道・川倉-芦野公園駅間を走っていた列車が線路上の倒木に接触した事故を受け、市は3日、芦野公園内でさらに倒木の恐れのある2本の危険木を伐採した。 事故後の県樹木医会の調査で、沿線のクロマツやイヌエンジュなど、同公園内の12本が危険木と判定された。市は緊急性を要するとして市内業者に伐採業務を委託し、今月2日に作業を開始した。3日までに6本を伐採し、残り6本の作業を年内に終わらせる予定。 この日は、芦野公園駅近くにある園内のクロマツを伐採した。作業員7人はチェーンソーと高所作業車を使いながら、高さ約20メートルのクロマツを上部から切っていった。 市金木総合支所は「危険木が残っているため早急に終わらせたい。樹木医による危険木の診断や市職員のパトロールを続け、利用者の危険を回避したい」と話した。 接触事故は10月16日、芦野国道踏切付近で発生。線路上に倒れていたクロマツに上り列車が接触、乗客5人と乗務員1人にけがはなかった。