尹大統領の任期折り返し 最大野党「国民に絶望だけ与えた」と批判
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、任期(5年)の折り返しを迎えた。最大野党「共に民主党」の韓珉洙(ハン・ミンス)報道官は記者会見を開き、金建希(キム・ゴンヒ)夫人を巡るさまざまな疑惑が浮上していることなどに言及したうえで、「尹政権の2年6か月は国民に絶望だけを与えた時間」と批判した。 韓報道官は「明確な公私の区分を信条にしてきたという尹大統領の言葉と異なり、夫人は人事から予算まで国政に介入したという疑惑を受けている」と指摘。「国民は絶望を感じているのに、いつまで夫人ばかりをかばうつもりなのか」と断じた。 また、「アマチュアのような政策運用で国民生活は破たんし、多くの外交惨事で国の格は墜落した」とし、「人事惨事により内閣は崩壊し、選出されていない権力がのさばる国で政治は失踪して久しい」と強調した。 そのうえで、「国民は眼中になく、夫人しかいない大統領をわが国民はこれ以上見守ることはできない」とし、国民に心から謝罪するとともに夫人を巡る疑惑を政府から独立した特別検察官に捜査させる法案を受け入れるよう求めた。
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