【写真：産経新聞社】

　「2024年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月24日に行われる。ドラフト会議は、チーム編成を強固にする上で重要な役割を果たし、その戦略は来期以降の戦力に大きな影響を与えることとなる。そこで今回は、東京ヤクルトスワローズが獲得を狙いたい今秋のドラフト候補選手を紹介する。

金丸夢斗（関西大）

【写真：産経新聞社】

・ポジション：投手 ・投打：左投左打 ・生年月日：2003年2月1日 ・経歴：神港橘高‐関西大 　長らく先発陣に課題を抱えている東京ヤクルトスワローズにとって、プロ1年目から先発で活躍する可能性を秘める金丸夢斗は、是が非でも獲得を狙いたいだろう。 　関西大では、1年秋からリーグ戦に登板。2年時から主戦格になると、リーグ戦18連勝を記録。 　3年秋は6戦6勝、防御率0.35と傑出した成績でMVP、最優秀投手、ベストナインと主要タイトルを総なめした。 　今年3月には侍ジャパンのトップチームに選出され、欧州代表選抜との壮行試合では、2回4奪三振無失点の好投を披露。 　その一方で3年春に右膝痛、4年春には腰の座骨傷を患った経験もあり、故障のリスクが懸念される。 　それでも、最速154キロのストレート、質の高いスライダー、スプリットなど多彩な球種を抜群の制球力で操る投手は稀有と言える。 　ヤクルトは近年、早川隆久（現：楽天）、隅田知一郎、武内夏暉（ともに現：西武）など、世代ナンバーワン左腕をドラフト1位指名しており、金丸を入札する可能性は大いにありそうだ。