【PGIピットレポート】夏女襲名へ 櫻本あゆみが3枠から優勝戦に挑む/福岡レディースチャンピオン
ボートレース福岡の「第38回レディースチャンピオン」は12日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われる。 準優勝戦11Rは、スタートで遅れた2人がワンツーを決めるという珍しい結末となった。勝利を収めたのは、2コースから差し抜けた櫻本あゆみ。スタートでコンマ31と仕掛けが遅れ、両サイドに先行される形となったが、インコースの淺田千亜希がハンドルを切った際にウネリに乗って失速。これを逃さず、ターンマークを外さずに回った櫻本と細川裕子が上位を形成した。 櫻本は5日目にピストンとリングを交換して臨んだが、その効果が大きかったようだ。「整備してターン回りが良くなっていました。ウネリがあったものの、その割にはよく乗れたと思います。この感じなら本体は扱わず、あとはペラに専念できそうです」と、自信を持ってコメントしている。櫻本はこれでレディースチャンピオン通算3回目の優出を果たし、過去2回のファイナルでは4着、2着と優勝に前進している。 「博多はウネリがあると乗りづらいので、そこさえ対応できれば相性はいいと思う。女子王座は得意な大会だと思っているし、夏は好き。夏女になれるように集中していきます」と力強く語った。優勝戦では3枠からのスタートとなるが、ひとつ内には気合が入っている渡邉優美がいるだけに、冷静な立ち回りが求められる場面だ。
マクール