マスク氏のX、EUハイテク規制対象外に-影響小さ過ぎると判断
(ブルームバーグ): イーロン・マスク氏が率いるソーシャルメディア・プラットフォーム、X(旧ツイッター)は、欧州連合(EU)による大手ハイテク企業規制の対象外となる見通しだ。EU当局はXが域内市場に及ぼす影響力について、取り締まるには小さ過ぎると判断した。
匿名を条件に応じた事情に詳しい関係者によると、EUの行政執行機関である欧州委員はXに関する調査を間もなく終了し、Xはデジタル市場法(DMA)には抵触しないとの結論を出す方向だ。
同関係者によると、企業ユーザー向けのXのサービスは不十分で、一定の収益基準も満たしていないことから、DMAの規制対象に当てはまらない。欧州委は10月に見解を発表する可能性が高い。
DMAはこれまで米アルファベットのグーグル検索やアップルのサファリ、アマゾン・ドット・コム、米メタ・プラットフォームズのフェイスブックなどに規制措置を講じている。
原題:Musk’s X Deemed Too Small for EU Crackdown on Big Tech’s Power(抜粋)
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Samuel Stolton