よっちゃばれ広場で「山梨県障害者芸術・文化祭」 ステージや展示・販売も
甲府駅北口よっちゃばれ広場(甲府市北口1)で11月8日・9日の2日間、「第11回 山梨県障害者芸術・文化祭」が開催された。(甲府経済新聞) 【写真】「第11回 山梨県障害者芸術・文化祭」オープニングセレモニー 障害のある人々が手がけた作品や商品の展示・販売やパフォーマンスなどが行われ、会場には幅広い世代の人が集まった。 文化祭は、2013(平成25)年に開催された「第13回全国障害者芸術・文化祭やまなし大会」を契機に、障害者の作品や活動を、発表を通じて社会参加を促すことを目的に始まった。 今年のテーマは「共生」。障害のある人とない人が一緒に楽しみ、互いを理解し合う空間を作ることを目指し、多くの展示やステージ発表が行われた。8日に行われた開会式では、長田公福知事が出席し、障害者福祉に貢献した人への表彰式やオープニングパフォーマンスが行われた。 特設ステージでは県内の障害者や、障害のある人を含むグループが出演し、音楽やダンス、朗読など多彩なパフォーマンスを披露。展示販売では、障害者が制作に携わったパンや焼き菓子、雑貨、農福連携商品などを並べる販売ブースも設け、訪れた人々が手作りの品々を手に取って購入し、作品を通じて障害者とつながる時間を楽しんでいた。 体験コーナーでは、障害者アートや創作活動に直接触れられるプログラムが行われた。福祉団体が企画した「ボッチャ体験」「点字名刺作り体験」、アート缶バッジの作成、リユース品を活用したエコバッグ制作、会場周辺を清掃する「プロギング」と呼ばれる活動を通じて集めたごみでペットボトルライトを制作するワークショップ、空気鉄砲の工作体験などが行われた。
みんなの経済新聞ネットワーク