児童デザインのスクールバスお披露目 砺波北部小・庄東小、4月から運行
今年4月から運行を始める富山県の砺波市砺波北部小学校と同市庄東小学校のスクールバスが11日、両校でお披露目された。それぞれ児童が考案した砺波特産のチューリップやアユなどの絵をデザインし、地元の魅力を詰め込んだバスに仕上げた。 砺波市は、今年4月の市営バス再編に伴い、砺波北部小と庄東小にスクールバスを導入。バスに親しみを持ってもらおうと、両校の5年生にラッピングのデザインを依頼した。 11日は、それぞれの学校でお披露目会があり、砺波北部小では25人乗りの車両にチューリップ畑や風が爽やかに吹き抜ける様子を描いたデザインのバスが披露された。5年生63人が出席。西島成晋(なりあき)君は「バスに乗る北部っ子がうれしい気持ちになってほしい。乗るのが楽しみ」と話した。 庄東小では、5年生30人が14人乗りの車両の側面に描かれた庄川のアユやコスモス、ハナショウブの絵を紹介。4月からバスに乗って通学する吉田瑠愛(るあ)さんは「かわいい。砺波のことを多くの人に知ってほしい」と笑顔を見せた。
バスは校外学習などにも使われる。白江勉教育長は「市外の人に砺波がすてきなところだと思ってもらえる。大切に使ってほしい」とあいさつした。