実際の病院を舞台に中学生が講習やゲームで災害医療を学ぶ 群馬・前橋市
実際の病院を舞台に、講習やゲームを通して中学生が災害医療について学ぶイベントが17日、群馬県前橋市で開かれました。 イベントは、災害発生時に精神病院の患者の避難や、被災者の心のケアなどを行う医療チーム・DPATの体制を整えている前橋市の赤城病院で開かれました。 市内の中学生14人が参加し、まず赤城病院の関口秀文院長から災害時の医療などについて説明を受け、AEDの使い方や心臓マッサージの手順なども体験しました。 そして、市内の別の病院が被災したという想定で近くの前橋城南病院へ向かいました。中学生は4つのチームに分かれカードに書かれた患者の情報をもとに治療や搬送の優先順位を決めるトリアージを行い、救命処置が必要な患者には心臓マッサージなどを施しました。 参加者は、チームで相談しながら患者の救出を進め、災害現場の医療について学んでいました。