トランプ氏、カーター元大統領を弔問
【AFP=時事】ドナルド・トランプ次期米大統領は8日、昨年末に100歳で死去したジミー・カーター元大統領の遺体が安置されている、首都ワシントンの連邦議会議事堂を弔問のため訪れた。 【写真特集】2024年に亡くなった著名人 カーター氏の遺体は、議事堂内の「ロタンダ」と呼ばれる円形の大広間に安置されている。トランプ氏は無表情で沈黙したまま、妻メラニア氏と共に、国旗に覆われたひつぎの前に立った。数分後、大きく息をすると、メラニア氏の手を取り、その場を後にした。 議会議事堂は4年前、2020年大統領選の結果を覆そうとするトランプ氏支持者に襲撃された現場でもある。トランプ氏は昨年11月の大統領選で驚異的な復活を遂げ、20日に第47代大統領として就任する予定だ。 就任式典中は、カーター氏をたたえ、半旗が掲げられる。大統領経験者に対する慣例の30日間の服喪期間の一部だが、トランプ氏は、就任式に「半旗が掲げられることを喜べる米国民はいない」と反発している。 カーター氏の遺体は9日まで議会議事堂に安置され、一般市民の弔問を受け入れる。ワシントン大聖堂で同日営まれる国葬では、同じ民主党に属するジョー・バイデン大統領が弔辞を述べる。トランプ氏のほか、ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマの4人の歴代大統領が参列する予定。【翻訳編集】 AFPBB News